ID:70753
えすぱっ子
by ひかる。
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■クラブ選手権 全国大会 アルビレックス新潟戦
 しかし、行徳監督はそれに戻るつもりはなかった。当然である。育成を考えれば、決まった戦術、決まったチームメイトでなければ輝けない選手など、プロには必要ない。だから、行徳監督の考えには理解できる。ただ悔いが残るのは、ならば冬に今年のチームがスタートした時から、新戦術に取り組んでおけば良かったのではないか、ということだ (新1年生の合流が受験後になるなど、仕方のない部分も大きいのだが)。

 しかして、選手はかつてのチームに未練を残しながら、新しく変化したチームで戦うことになる。特に中盤から後ろはワンボランチシステムの採用した上、メンバーも完全に分解されていた。全く中盤を繋げなくなったチームは、僅かなかつてのチームの残照…佐野克・小泉・町田・長沢…に依存していった。CB佐野克からのロングボールが長沢や小泉の足下に収まった時にはそれなりにチャンスになっていたが、ロングボールがそうそう通るものではない。まして、自分たちがロングボールを駆使して縦に間延びすれば、相手にも縦に速い攻撃を許しやすくなる。背後に残された守備陣は、1年生2人と今年長いリハビリから復帰してLBにコンバートされた小出。彼らをカバーする佐野克のスピードはさすがだが、限度がある。
 結局、6月にプリンスが再開されて以来、このチームは磐田東に1勝、浜名に1分、残り7試合は全敗だった。それも当然の帰結のように思える。かつてのチームへの拘りを捨て、新たに立ち戻れる基礎を8月・9月の公式戦のない時期に築き上げること。それが求められるリスタートなのではないか。

07月30日(日)
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