ID:70753
えすぱっ子
by ひかる。
[1244719hit]
■中日本スーパーリーグ U-17 富山第一高校戦
逆転の勢いか、富山一が延べ6人を交代してメンバーを落としたからか、完全に清水のペースに。桑原尚と小出の両SBは上がりっぱなし、佐野孝などはスピードとパワーの双方で相手を圧倒する。滝戸と藤牧はポストと裏への飛び出しの良いコンビネーションでPA内に侵入するが、最後のところでトラップが大きく、ゴールを陥れることができなかった。それでも32分、池田が左に大きく捌いたボールに佐野傑が追いつき、そのまま縦に抜けて再び得意の高速クロス。ファーにまで伸びたボールを滝戸がインサイドで丁寧に合わせ、4−2。続けて34分には、桑原尚のアーリー右クロスに対し、深澤が2列目から斜めに飛び出してPA内右にトラップする良い持ち出し、シュートに至るがGKにキャッチされた。
36分、滝戸が藤牧とのコンビでGKと1対1になるが、ハットトリックの好機を決められず。富山一も終盤、清水の集中力が散漫になったところ、39分に桑原尚のクリアをLH40番→55番と繋いで飛び出したFW69番のシュート、次いで19番のミドル、続けてスルーパスから裏に抜けたFW90番の折り返しを岩崎がクリアして右CKが2回、最後に藤牧のファウルでPA直前での間接FKと、決定機未満の好機を量産したが、精度を欠いて4−2で試合終了。内容は悪くなかっただけに、ゴール前で「ボールをしっかり止めて蹴る」ことができれば、もっと大差をつけられた試合だった。
富山一高 清水エスパルスユース
4(2) シュート 11(4) ◎滝戸、×尚希、×藤牧、×滝戸、×藤牧、◎藤牧、×滝戸、×孝洋、◎滝戸、○深澤
×滝戸
2(0) 右クロス 8(3) ×孝洋、◎孝洋、○孝洋、×藤牧、×孝洋、×尚希、○尚希、×孝洋
2(0) 左クロス 9(3) ×小出、×佐傑、○佐傑、○佐傑、×佐傑、○佐傑、×小出、◎佐傑、×小出
2(0) 右側CK 2(0) ×池田、△佐傑
0(0) 左側CK 1(0) ×池田
1(−) 犯OS 6(−) ・滝戸、・滝戸、・藤牧、・小出、・滝戸、・滝戸
2(0) ファウル 7(2) ・恭平、・藤牧、・岩崎、×尚希、・深澤、・岩崎、×藤牧
▼試合結果
清水エスパルスユース 4−2 富山第一高校
得点:前半17分:富山・34番 (16番 ・左クロス)
前半33分:富山・34番 (39番 ・右クロス)
後半04分:清水・滝戸 諒 (佐野 傑 ・スルーパス)
後半18分:清水・藤牧 祥吾 (佐野 孝洋・右クロス)
後半21分:清水・OG ※藤牧 祥吾・右クロス
後半32分:清水・滝戸 諒 (佐野 傑 ・左クロス)
警告:後半35分:富山・55番 ※ラフプレー
▼選手寸評
[私撰MVP]
●滝戸 諒 (2年・RH→FW)
RHの位置では無難な内容だったが、FWにポジションを移すと下がってのポスト、裏を狙う動き共に良く、展開に奥行きを加えた。DFとの駆け引きはなかなか。サイドに流れるプレーもあり、流動性が高い。唯一の難点はシュート精度。
[私撰MIP]
●桑原 尚希 (2年・RB)
流動性というより、これが彼のスタイルか。目に見えて一人だけ速く、広いエリアをカバー。前に出すぎてスルーパスを出されながら、先に追いついてしまうのには、笑うしかない。無論、そのスピードで攻撃参加、クロスの質も高かった。
●佐野 傑 (1年・LH)
この学年は他の選手もそうだが、できる限り自ら前に行こうとする姿勢が見ていて気持ちがよい。傑は深く抉った後に、低く速く逆サイドへ伸びる左足キックをドリブルしながら使うことができ、武器となる自分の形を持っている。
03月19日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る