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えすぱっ子
by ひかる。
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■中日本スーパーリーグ U-18 神戸弘陵高校戦 + JY: 長泉戦
さて、11分に町田も長沢と代わり、後半は前半とは逆にポストが得意な2トップになったのだが、SBも含めDFラインが深めだったこと、その影響もあってMF4枚が攻撃に絡めなかったことで、彼らの良さが活きなかった。しかし20分、FW長沢のポストを真希が受けてサイドに展開、左SB桑卓がDFと交錯しながら巧くこぼれ球を処理して内側に切れ込み、小さく中央に戻してCH高野がミドル、ポスト右のドリンクボトルを爆撃し飛沫が飛び散る。これを機に両CHの位置が高めになって、攻撃が活性化していく。
22分、神戸弘陵20番がハーフライン付近からCB石垣と桑彬の間に割り込んで抜け出し、一気にPA手前まで30M近くドリブルするが、岩本がパスを警戒しつつコースを切り、シュートはGK晃太が処理。その後は27分、長沢が敵陣右サイドで奪って中央に流すと、飛び出してきた真希が突破と見せかけてスルーパス。左からFW竜男が抜け出してのシュートはGKの頭上を越えるがバーに命中。跳ね返ったボールをGKがキャッチする。29分、高野と前後にサンドして奪った八木が戻すと、高野は長沢へ縦にパス&ゴー。追い抜いてリターンをもらうやPA内右に突入、ゴール前ファーに決定的なラストパスを送ったが、長沢、枠の左に外してしまう。要猛練習。30分、PA右横タッチライン際で小泉が左SB13番のファウルを受け、FK。真希の「速く低く正確な」キックを、中央密集地から一瞬早くニアに動き出した長沢が右足を合わせる強襲ボレーは、僅かに枠の右。決まってたら、凄く格好良かった。
しかし、やはり簡単には終わらない。35分、ダイアゴナルランでPA左横スペースに飛び出したCH6番が桑彬を突破すると、岩本との間を抜け出しPA内に突入する。GK晃太が距離を詰めるが冷静にファーにクロス、飛び出したCH8番はフリーでがら空きのゴールの前。が、無念のトラップミス。そして、それに慌てたか、足下に入りすぎたボールを持ち直してのシュートは、悔恨の宇宙開発。ピンチの後にはチャンスあり。39分、PA手前で相手のクサビをカットした小泉が小さくドリブルする (彼は一度ドリブルを入れないと気が済まないらしい) と、中盤やや左の真希へ縦パス。真希が右に捌くと、駆け込んだ高野が相対するDFの右を巻いてスルーパスを送る。すると、左から斜めに抜け出してきた真希、GKの位置を確認し、右足インサイドで冷静にゴール左へ流し込んだ。2−0。
そして、試合終了。2点目がなかなか奪えず苦しんだが、最後はゴール前での決定力が勝敗を分けた格好になった。
神戸弘陵 清水エスパルス
7(3) シュート 8(2) ×真希、○町田、×竜男、×高野、×竜男、×長沢、×長沢、◎真希
4(0) 右クロス 4(2) ○小泉、○小泉、×長沢、×高野
2(0) 左クロス 2(0) ×竜男、×真希
2(0) 右側CK 0(0)
1(0) 左側CK 0(0)
0(−) 犯OS 2(−) ・長沢、・長沢
6(2) ファウル 2(0) ・真希、・八木
▼試合結果
清水エスパルスユース 2−0 神戸弘陵学園高校
得点:前半12分:清水・篠田 悠輔 (町田 朋弥・右クロス)
後半39分:清水・山本 真希 (高野 美臣・スルーパス)
警告:前半27分:神戸・04番 (ラフプレー)
後半04分:清水・山本 真希 (ラフプレー)
▼選手寸評
[私撰MVP]
●山崎 晃太 (2年・GK)
集中力を切らさずに、時々強襲する裏への抜け出しに落ち着いて対応。タイミングよく距離を詰めて、その後はよく我慢して相手の足下に飛び込まず、ミスを誘った。キックに課題のあった選手だが、この日は精度も高く、飛距離も合格点。
[私撰MIP]
●篠田 悠輔 (3年・FW)
とってもストライカーの本領発揮。シュートに絶対の自信があるのか、無理な体勢でも強引に狙い、しかも滅多に枠を外さない。マリーシアというか、結構いやらしいファウルをする選手なのだが、注意されているのか自重気味のようだ。
●佐野 克彦 (2年・左SB)
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02月12日(土)
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