ID:70753
えすぱっ子
by ひかる。
[1244496hit]
■練習試合 東海大翔洋高校戦
7分、神田からタッチライン沿いにスルーパス、左外を回った高野がDFを抜き去った上でマイナスに折り返すと、桑卓が駆け込んでシュート。DFに当たって威力の削がれたボールをGKが弾くも、小泉が突っ込む!…が、シュートはファーに外れた。15分、右SH小泉が中央に戻したところから。池田が縦にクサビを入れると高野がワントラップ、右回り反転からスルーパス。中央から右に流れてきた長沢はマークとゴールを背負っている状態だったが、背後へとトラップしつつ自らも左回り反転、DFを置き去りにして裏に抜け出した。188cmありながら、こういう持ち出しが実に巧い。そして、GKとの1対1にも実に強い。3度目の正直を飛び出したGK越しに決め、勝ち越し点をもたらした。2−1。
更に17分、中盤左サイド端でルーズボールを拾った神田と翔洋右SBが激しく衝突、神田が倒れた隙に、それを拾った桑卓がスルスルとドリブル。虚を突かれたか、プレスのないままPA手前まで持ち上がると、PA手前左60度から左足。綺麗にインに巻いた速いシュートが、ゴール右に吸い込まれた。3−1。
清水のここまでの攻勢は、池田に対して高野、神田に桑卓が前に出て守備に加わることで、翔洋を押し込んだものだった。だが、2点を追加してそれも小休止。キープレーヤーの7番を右SHに再投入した翔洋も、高い位置で起点を作りはじめる。それでも、翔洋の攻撃は守備組織を崩す前に強引にクロスやミドルを狙うものが多く、岩本と佐野のCBを軸に問題なく処理。ただ、中盤が押し込まれてしまい、翔洋の攻撃が続く嫌な時間帯になった。
27分に真希を再投入しても流れは変わらずに31分、清水の右サイドに流れたボールを右SB桑彬がクリアするが、左SH25番が拾って再び翔洋ボール。少し持ち上がって中央に入れたボールは弱いが、桑彬のカットは掠ったのみで、FW20番の下へ。対応した岩本に対して半身ズラし、強引にPA外からシュートを放つ。当たり損ね、だがブラインドになったかGK晃太の反応は鈍く、ボールはゴール左端に転がった。3−2。
1点差で拮抗したまま36分、高野に対して翔洋のファウル、クイックリスタートから神田のドリブルはカットされ、左CKとなる。真希はショートコーナーを選択し、高野→真希→神田と繋いで中に入れたがクリア。翔洋のカウンターは相手陣内で食い止め、佐野が中央突破を仕掛けるがPA手前で潰される。そのクリアを拾った高野、縦に低くクサビを入れると、倒れていた佐野が粘ってキープ、出し手の高野がそこに突っ込んでスイッチ、PA内へ。GKとの1対1を高野は、右足インサイドフックで左足に持ち替えて突破する。前半はCBだった選手とは思えない鋭いフェイント、そのままゴールに流し込んだ。4−2。
続けて翔洋のキックオフを素早く奪い返した清水は、左オープンスペースにロングフィードを送る。そこに抜け出したのは、フル出場と思えない体力の桑卓、DFの裏への速いクロスに右からニアへと走った竜男が頭を巧く捻り、ゴール右に流し込んだ。5−2。この完璧な形での得点で勝負あり。失点時の集中力の欠如は気になったが、新チームとは思えない豊富な攻撃パターンを見せ、攻撃力で押し切った。
東海大翔洋 清水エスパルス
4(3) シュート 8(5) ×長沢、×池田、○桑卓、×小泉、◎長沢、◎桑卓、◎高野、◎竜男
3(1) 右クロス 1(1) ○小泉
1(0) 左クロス 6(3) ×竜男、○高野、×神田、×神田、○長沢、◎桑卓
0(0) 右側CK 0(0)
0(0) 左側CK 2(0) ×高野、△真希
1(−) 犯OS 0(−)
1(1) ファウル 4(2) ×池田、・高野、×佐野、・真希
▼試合結果
清水エスパルスユース 5−2 東海大翔洋高校
得点:前半10分:清水・山本 真希 ※直接FK
前半29分:翔洋・07番 (18番 ・ショートパス)
後半15分:清水・長沢 駿 (高野 美臣・スルーパス)
後半17分:清水・桑原 卓哉 ※ドリブルシュート
後半31分:翔洋・20番 (25番 ・ショートパス)
後半37分:清水・高野 美臣 (佐野 克彦・ポストプレー)
[5]続きを読む
02月06日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る