ID:70753
えすぱっ子
by ひかる。
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■プリンス東海 ジュビロ磐田戦
ラインを下げれば、奪った後にボールを溜め・繋ぐ能力がなくて波状攻撃を食らい、ラインを上げればカウンター。八方塞がりのまま、後半を迎える。
(44分、流れた渥美の右クロスを抑えた池田に対し、和田のファウルで真希の直接FK。その和田に直撃し、悶絶させる)
磐田 清水エスパルス
16(9) シュート 3(0) ×石垣、×??、×池田
6(2) 右クロス 4(1) ×石垣、○上埜、×渥美、×真司
4(2) 左クロス 2(0) ×佐野、×真司
2(1) 右側CK 2(1) ○真司、×真司
0(0) 左側CK 1(0) ×池田
1(−) 犯OS 1(−) ・長沢
6(2) ファウル 4(0) ・池田、・石垣、・長沢、・真司
[後半]
後半頭から悠輔を投入。彼の機動力・キープ力、そしてマリーシアを武器に、序盤は清水が流れを掴む。1分には悠輔自ら突破し、タックルを受けて (巧く) 転びながらパスを出すと、石垣が左に大きく捌いて真司のクロスは中央に合わず。2分に池田のパスミスから上田に際どいシュートを撃たれる場面もあったが、4分、相手陣内で池田が上田?からボールを奪うと、捌いて左60度から真司のドライヴミドルはGK八田が僅かに触れてディフレクト、僅かに枠上。
(4分、真司のシュート後の池田の左CKは、ファーで佐野が折り返したものの、磐田DFにクリアされる)
7分、村越がアンティシペーションで奪って悠輔にクサビ、素早い反転から真司に捌くと、クロスはGK八田が長身を活かして抑える。しかし、繰り返すが相手が前掛かりになった時こそ、磐田の好機。10分、ロングボールを清水陣内で抑えた藤井、佐野と桑卓が囲みに掛かるが、適切なキープから右に捌くと石神がフリーで飛び出す。満を持して上げた右クロスに、トップ下の中村が飛び出すと、これもフリー。しかも、PA内でワントラップする余裕まで得て、悠々とゴールに流し込んだ。0−3。続けざまに12分、磐田の右サイドからの攻撃を桑卓が防ぎ、佐野に繋いだところ、佐野が痛恨のパスミス。目の前の藤井に渡してしまい、藤井は足下に入ったボールを巧みに処理して、ゴール右ニアギリギリにミドルを叩き込んだ。0−4。清水はその直後の14分に、怒りの真希の中央突破からPA内の真司にスルーパスが通るが、真司はDFを外そうとして逆に囲まれ、シュートチャンスを逃してしまった。
実のところ、磐田は疲れていた。前半から猛烈な勢いで、フォアプレスを仕掛け、活発なオフ・ザ・ボールの動き出しをしていたからだ。勿論、それを代償に4点のセイフティ・リードを得たのだから、全く問題はない。この後は、出来る限り残り時間の密度を薄めに掛かる。「リベロ」の森下が最終ラインでフリーになってロングボールの供給役になり、山なりのボールを清水の両サイドに送り込む。2トップがサイドに流れて対応するのだが、拾えなくても全く問題はない。ボールが空中にある間は、当たり前のことだが、パスが出てくることはない。長い滞空時間の間に十分にラインを押し上げ、守備の組織を整えるのだ。森下がクリアする度に、清水の攻撃はやり直しになってしまった。
両者共に決定機を創れないまま、淡々と試合は進んでいく。25分に池田が左に捌いたボールから真司がクロス、すかさずGKとDFの間にポジションをとった悠輔がヘッドを放ったが、枠左上に惜しくも外れた程度。とはいえ、ローリスクで遣り繰りする磐田も、疲れのせいで単純な1対1に遅れをとることが多くなり、盛んに選手を入れ替えて対応するが、警告も嵩んでくる。そんな状況下で32分、増田の左クロスを村越が頭でGK風間に戻そうとするがボールの勢いを殺しきれず、呼吸のズレた風間はキックでクリア。これを磐田に拾われると左に開いた白井のドリブルは渥美が食い止めるが、繋ごうとしたボールを上田?にカットされ、PA手前にクサビが入る。中村?がそれを中央やや右に流すと藤井。見事なキープで飛び込んだDFを外すと、針の目を通すようなミドルシュート。ゴール右ニアギリギリに決め、遂に前回の対戦と同じ5失点が記録された。0−5。
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07月03日(土)
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