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えすぱっ子
by ひかる。
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■プリンス東海 展望
昨年度高校選手権での失態のせいか、過小評価されているきらいがあるが、プリンス東海高校勢で、最もタレントを揃えるチームが、藤枝東だろう。今年の3年生は、成岡・大井らが最上級生を迎えるにあたって、藤枝東が県内で一番人気だった年の新入生。富士の赤星から引佐の柴田まで、幅広く人材が集まっている。2年生にも、早生まれでU-16代表に選ばれる鈴木崇・岸佑ら、人材は多い。
新人戦の情報を元に予想布陣を組んでみたが、超が付くほど攻撃的。スピードのあるサイドの2人は、前掛かりになりがちで、前線の5枚が全てドリブルで勝負するタイプ。ダブルボランチはパッサーの増田、ゴール前に出てくる赤星の違いはあるが、共に攻撃面に長がある。小関兄 (弟は清水JrユースのDFリーダー) を軸とする3バックすら、179cmの村松を除いて、読みとビルドアップで貢献しており、ボランチで起用されても違和感がない。
清水としては、そのアンバランスを突きたい。真希を中心とした中盤のプレスで優位に立ち、SBが確実にWBの攻撃を抑えた上で、枝村の広角度フィードからWBの裏にSHを走らせる展開になれば、最高だ。02年の中日本リーグで3−0で完勝して以来、4連勝中と相性も良い。藤枝東にはJrユースから、3年の赤星・滝田哲、2年に中村が進学しており、それぞれ枝村・真司 (岡村)・石垣あたりとの同期対決を見てみたいものだが、どうなることか。
◆東邦高校 (03年:○6−3)
05月08日(土) 12:00 トヨタスポーツセンター
◆四日市中央工業高校 (03年:△1−1)
06月12日(土) 14:15 岐阜・長良川球技メドウ
−−−−−−南川−−坂井−−−−−−
−−−−−−−−高原−−−−−−−−
−−−−中林−−守屋−−高石−−−−
−−西井−−池田−−藤澤−−中川−−
−−−−−−−−水谷−−−−−−−−
昨年度の高校選手権でインフルエンザで選手が離脱しながら、優勝した国見を最も苦しめたチームとして有名だが、今年の戦力も劣らない。恐らく、プリンス東海の高校勢で一番充実しているチームだろう。特に2年生の選手層は、清水と一、二を争う。上記は、これからの成長を目して2年生中心に組んだ布陣だが、更にFW若山、DF大塚など、漏れた好素材が数多く存在する。
藤枝東と比べると、様々な特徴を持ったタレントをバランス良く揃えるのが特徴。さらに、戦術的にもバランスが良く、U-16代表の中川に象徴される綺麗なフラット4と、トレスボランチでゴール前のスペースを消す様は、東海のクラブ勢を上回るモダンさがある。現代サッカーでは、DFラインからチームを作ると言うが、この最終ラインが四中工の要石と言えよう。攻撃面でも、スピードのある南川を機先として縦方向に鋭く、かつ高原や中林のようなセンスフルなMFを配する。
昨年の阿部ですら破れなかったこの守備システムを、個人の力で壊すのは難しい。長沢のようなポストプレーヤーに、中盤から枝村らが絡む展開を望みたいところ。守備ではカウンターには勿論、セットプレーに特に注意したい。中川・池田らに高さがあるだけでなく、修練された豊富なパターンを持っている。このあたりも、実にモダンなチームだ。
◆名古屋グランパスエイトユース (03年:●1−3)
06月26日(土) 16:00 岐阜・長良川球技メドウ
−−−−−−津田−−上村−−−−−−
−−永芳−−−−高橋−−−−遠藤−−
−−−−−−福島−−稲垣−−−−−−
−−−−青山−−吉田−−小寺−−−−
−−−−−−−− 森 −−−−−−−−
名古屋は去年、一度も全国大会の決勝トーナメントに進めなかった。が、それは3年生が3人しかいなかったという、特殊なチーム事情のため。今年は、去年からスタメンを張っていた8人がそのまま残った。更に清水が2度も (残り1度は磐田が) 阻んだせいで、一度も全国に行けなかった昨年度Jrユースは、しかし逸材揃いとして知られ、順調に選手が昇格。U-16ナショナルトレセンに3人 (澤田・青山・根津) が選ばれた2年生も含め、タレントの数では全10チーム中トップだろう。本大会優勝の対抗。
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04月10日(土)
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