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えすぱっ子
by ひかる。
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■清水高校親善 南宇和高校戦+番外編
もっとも、リードしていれば相手は攻めるしかないわけで、前線の選手だけでも、十分に攻撃の形は作れる。21分、南宇和・左CKがファーに流れたボールを、拾い直してPA右角からミドルを狙ったのが、最後の効果的な攻撃となった。後はPAの10M周囲前後まで攻めさせながら、それ以上の侵入は許さない。24分には上埜?のスルーパスから小泉が折り返し、裏で八木が待ち受けた決定機は、シュートミスで枠上。29分、清水PAの前で真希、それから上埜と空中戦で競り合い、こぼれたボールを小泉が素早く前方に送ると、強引にDFの間に入った長沢が、不思議な間合いで胸トラップボレー。のんびり試合を見てた真司たちから、イングランドサポーターのように「ウゥー」と歓声が上がるが、GKがファインセーヴ。更に一人気合満々の真希の縦突破から、左から斜めに入った一也が縦パスを受けて、シュートもGK。最後に、真希の突破から得たPA左横をFKを、FKも試運転しとくか、って感じで真希が自ら蹴るが、これはDFに跳ね返され、タイムアップ。
草津東と南宇和には明らかな実力差があり、結果だけを元に、第2戦のメンバーの方が優れていたと言うつもりはない。しかし、危険なスペースを次々に埋め、相手に付け入る隙を作らず、真綿で締めるように優位を確立していった第2戦の戦い方が、私好みなのは確かだ。守備の個人戦術が光った岩本や桑原兄弟など、スペースマーキングに長じた選手を組み込むことで、バランスはかなり改善されるのではないか。
(試合を終えてベンチに引き上げる選手たち。写真これしか撮ってなかった(汗)。デカイ2人が長沢と石垣)
南宇和高 清水エスパルス
5(2) シュート 6(4) ◎長沢、◎真希、×一也、×八木、○長沢、○一也
1(0) 右クロス 4(2) ×小泉、○桑彬、×小泉、○小泉
1(1) 左クロス 2(0) ×長沢、×真希
0(0) 右側CK 2(0) ×上埜、×真希
4(1) 左側CK 0(0)
1(−) 犯OS 0(−)
5(1) ファウル 1(0) ・小泉
▼試合結果
清水エスパルスユース 2−0 南宇和高校
得点:後半06分:清水・長沢駿 (桑原彬・右クロス)
後半16分:清水・山本真希(長沢駿・スルーパス)
▼選手寸評
[私撰MVP] 長沢駿
特徴の分かってる同期は、胸から下に出してくれるのだが、先輩はハイボールも関係なく長沢に集めるので、空中戦の目測や体の使い方が進歩してきた。懐の深さと足下の繊細なテクニックを活かした、気持ち悪い(誉め言葉)トラップは健在。視野の広いパスも相変わらずだが、FWとしてはもっとガムシャラに。
[私撰MIP] 桑原彬
強引な突破に脆さを見せる場面もあったが、第1試合に欠けていたスペースマーキングのセンスが光った。前半は隣が岩本のため目立たなかったが、後半は石垣をイキイキとプレーさせる。組み立てのセンスも良く、後方から前に走る選手を使うこともできるので、今のユースチームには貴重な存在。
[NEW COMER] 岩本大
ひたすら体をぶつける無骨な村越・石垣と一線を画す、クレバーな守備が印象的。体を強く当ててディレイ、一定の距離を保ってスペースマーク、そしてアプローチと、一連の流れが実にスムーズ。ダイレクトロングフィードで狙う場面と、短いパスで組み立て直す場面の使い分けも良かった。
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翌日28日、13時半、玉野光南戦。少し早く、13時に会場に到着する。そこで見たものは…
オレンジのユニがボールを蹴る姿。周囲では青のジャージを着た選手が、念入りにストレッチをこなす。審判は昨日同様、各チームから出してるようで、黒い服は着ていない。
? あれ、なんか審判の顔に記憶があるような…。! コーチの小池さん。真ん中のテントで、のんびり試合を見ているのは、築館さんと高祖さん。あ、そういえば(わざとらしい)、あのオレンジのユニは、清水じゃなくて大宮だ。
そんなわけで、すごすごと帰って参りました。様子を見た感じだと、1時間繰り上げて、試合したのかなあ。
03月28日(日)
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