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えすぱっ子
by ひかる。
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■中日本スーパーリーグ U-18 草津東高校戦
とはいえ、鋭い草津東のカウンターも、強風で煽られる清水の攻勢を弱めるには至らず。14分、左から持ち込んだ真司をフォローした桑卓、真司が粘って戻すと、桑卓も粘ってキープし、前に送り直す。それを真司がダイレクトで左クロス、草津東5番がダイビングヘッドで跳ね返すが、それを小泉が、相手の先制点のお株を奪う、PA外からのダイレクトボレー、おまけにアクトバティックなダイビング付き。さすがに難度は高く、シュートは宇宙開発。さらに18分には、池田のサイドチェンジから小泉が仕掛けて戻し、枝村が前に送り直すが、これは草津東DFがクリア。が、柴田が拾って仕掛け、最後はもう一度小泉が仕掛けるが、交錯して左CKとなる。真司のキックに、空中戦最強・石垣がファーで折り返すが、それをDFがカット。しかし、クリアを阻んだのは長沢の大きな体。得意の胸トラップシュートを放ったが、右隅を狙ったボールをDFが体で弾き出す。
決まりそうで、決めきれない。その焦りが出たのか、22分に枝村が奪われたボールを取り戻そうと、足を伸ばしてしまい、交錯して枝村のファウル。と、枝村は体を投げ出したまま、立ち上がれない。担架で運ばれ、ベンチ側で軽く診断を受けると、おんぶされて一足早く、ロッカールームへ。交代要員として、桑彬が準備される。枝村負傷退場。2枚看板が、2枚とも怪我でピッチを退いてしまった。代わってボランチに入ったのは、右SBでプレーしていた柴田。長沢や桑彬などボランチ経験のある1年生もいるのだが。
これに奮起したのが、今年4人の二種登録選手の内、残った2人、真司と悠輔。24分、ドリブルで左サイド深くに切れ込んだ真司は、追走した桑卓と、後ろに戻りながらのワンツーから、横に叩く。それを中央で受けた悠輔が、急加速。咄嗟に押し掛かったDFが彼を倒し、PA寸前中央の絶好の位置でFKを得る。が、よく考えると、プレスキックを担当してきた枝村も真希も、ピッチを後にしていたり。結局、蹴ったのは、なんと村越。強烈なシュートだったが、壁にブロックされてゴールならず。池田・桑卓あたりが蹴らなかったのは、新入り故のアピール不足か。ちなみに、こぼれを拾った相手選手を後ろから押し倒した悠輔が、イエローをもらっている。
その後、やはり枝村、真希不在が響き、真司にボールを集める単調な展開が続く。それでも33分、中盤中央、こぼれ球を拾った相手選手がトラップに戸惑う間に、ダッシュで間を詰めて強引に奪い返した桑卓、そのまま前方にフィードすると、最終ラインに挟まれた状態から悠輔が、最初の3歩で抜け出す。すぐにGKも飛び出すが、小さなトラップから右足アウトサイドでゴール右に流し込む。が、やや引っ掛かった感じのシュートになり、GKの横っ飛びが間に合った。すると、34分、ハイボールの競り合いの際、両手を小さくバンザイした格好の悠輔が、ハンドの反則、しかも意図的と見られて、イエロー、2枚目で退場。遂に4人の二種登録選手すら、真司一人になってしまう。しかも、10人での戦い。
築館監督は、この緊急事態に石垣をFWに上げ、169cmの池田を最終ラインに、特攻体制。まあ、それぞれ経験のあるポジションではあるが、劣勢は否めず、36分には草津東11番に、急造最終ラインの裏を取られ、シュートを許すが、GK晃太が超反応で、それを凌ぐ。清水も37分、池田らしい早いタイミングのスルーパスから、小泉が右スペースに抜け、その右クロスを真司がボレーで合わせたが、DFのブロックに遭って、枠から逸らされてしまう。その後も、村越が声を張り上げるが、前線の石垣に活きたボールが入らないまま、タイムアップ。昨年のリベンジ達成はならず、しかも2枚看板が負傷という、誠に残念な結果になってしまった。
草津東高 清水エスパルス
5(1) シュート 9(6) ○枝村、×石垣、×小泉、×真司、○石垣、○長沢、○悠輔、○真司
○上埜
2(0) 右クロス 7(2) ×柴田、×枝村、○小泉、×柴田、×池田、×桑彬、○小泉
4(0) 左クロス 7(1) ×真司、○真司、×真司、×池田、×真司、×真司、×真司
0(0) 右側CK 2(2) ○真司、○真司
0(0) 左側CK 0(0)
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02月15日(日)
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