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えすぱっ子
by ひかる。
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■今年度的清水エスパルスユース 2003年度版
控えも問題ない。風間は身長はないが、フィールダー的な能力よりもセービングの技術に優れたオーソドックスなタイプ。前田(U-15日本選抜)も、反射速度とステップワークに秀で、安定したパフォーマンスが期待できる。共に海人とは異なるタイプなだけに、出場機会に恵まれることがあるかもしれない。
▼総論
昨年、全国を制したチームは、浩太が奏でるハイテンポのリズムと、それに対応する周囲の判断とポジショニングが魅力であった。相手を 自分たちのリズムに巻き込み、次第に試合全体を支配した。だが、それは今年のチームには望むべくはないだろう。散々述べてきたが、選手を有機的に結びつけることのできる選手に欠いている。浩太と仁科の代わりはいない。
だが、だからといって、今年が昨年に比べて落ちるとは思わない。確かに中盤の構成力は足りない。相手に試合を支配されることも増えるだろう。だが、今年は支配されても、一瞬の隙で結果を残せる個人の力がある。阿部・真司・岡村・上埜・真希の突破力。そして、正確なロングフィードを蹴る枝村・森安・高柳らが、後方にいる。さらに、大瀧から阿部へのセットプレーは、シンクロ率150%だ。
率直に言って、カウンター主体のリアクションサッカーになる時間帯は増えるだろう。内容的に面白い展開ではないかもしれない。だが、ユース年代のサッカーは、凄いFWとGK、それからセットプレーのあるチームが強いのだ。今年も応援していきたい。
▼筆者私案
−−−−−−−−−−−−− 阿部文一朗3 −−−−−−−−−−−−−
− 岡村総一郎2 −−大瀧義史3−−−上埜健太2−−−鈴木真司2−−
−−−−−−−−−−−−−−枝村匠馬2−−−−−−−−−−−−−−
−−篠田大輔3−−−高柳亮太3−−−森安洋文3−−−山本真希1−−
−−−−−−−−−−−−−−山本海人3−−−−−−−−−−−−−−
東福岡型4−1−4−1。枝村1ボランチの3−5−2(上記から篠田と真司を1列上げて岡村を右へ)も考えたが、トップも4バックのようだし、こちらの方が良いだろう。トップに沿うなら、大瀧か上埜をボランチに加える4−2−3−1でも良い。
コンセプトはいくつかあるが、まず真の意味のセントラルMFが枝村しかいないのならば、思い切って彼に全てを任せてしまおうということ。3年間(ユースへの飛び級参加を除けば、ジュニアユースの2年から同じポジションを務めている)ドイスボランチの一角をするより、守備に奔走する経験を積んだ方が良いだろう。
2つ目に、岡村と真司を守備の負担から解放すること。2人とも盛んに走るのだが、守備は正直、計算できない。真司はFWの時に右に流れることも多く、意外に右足の技術も確かなので、十分にこなせると思う。
最後に、大瀧をゴールの近くでプレーさせること。高い得点力もある上に、阿部に決定的なパスを出せる選手は大瀧に勝る者なし。体格的に必ずしも粘り強いキープがあるわけではないので上埜をフォローに付けたが、プレースタイルの似た上埜が学ぶところも多いだろう。
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03月01日(土)
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