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えすぱっ子
by ひかる。
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■用語説明
 直訳すると、対角線パス。そして、そのままの意味。サイドチェンジは、スペースのある逆サイドに展開するのが目的だが、さらに斜めに前へ送ることで、同時にそのスペースまで一度に利用してしまう。広い視野や卓越した精度は勿論、正確なインパクトによるキック力がなければ、逆サイドのスペースまで届けることはできない。深澤や枝村の必殺技のため、このHPで頻繁に使われる。

ディフレクティング [Deflecting]
 直訳すると、逸らすこと。で、そのままの意味だが、特にGKのセービングにおける専門用語である。手のひらなどでシュートの軌跡を逸らし、CKに逃れること。キャッチングやフィスティングができない時に。

ドイス/トレスボランチ [doice/tres volante]
 ポルトガル語で、ドイスは2、トレスは3のこと。ボランチが何枚いるかを意味する。ボランチがポルトガル語なので、数詞もポルトガル語の方が自然だ。ちなみに1はウン [un] だが、ウンボランチとはあまり言わない。

ニア/ファー [near/far]
 直訳すると、近い/遠い。ボールのある地点から見て、近い側がニア、遠い側がファー。ニアサイド、ファーポスト(ボール地点から見て遠い側のゴールポスト)などと使う。

バイタルエリア [vital area]
 直訳すると、決定的に重要な地域。横方向はPAの幅。縦方向はPA手前だが、むしろ最終ラインとボランチの間と言うべき。即ち、相手の最終ラインを押し込めば、或いはボランチの戻りが遅れれば、このエリアが広がることになる。エアスポット的に選手がフリーになりやすく、ゴールへの適度な距離が保たれるため、シュート・パス・ドリブルなど得点に繋がるプレーを、自在に行うことができる。攻撃側としては、このエリアを如何に空けて、その後に如何に使うかが肝要。守備側は、CBがラインブレイクするにしても、ボランチが注意深くフィルター役になるにしても、慎重な判断が求められる。

フィスティング [fisting]
 直訳すると、こぶし(ゲンコツ)で殴ること。要は南葛のGK森崎君の得意技・パンチングのことだが、最近、日本サッカー協会はこちらの用語で統一している。punch は、ボクシングなどで人を殴る、というニュアンスが強いためか。キャッチングの余裕がない場合に用いるが、ただ弾くだけならディフレクティングでCKに逃れた方がマシなので、大きく弾き返すのが重要。片手だけでなく、両手を重ねる技術もある。

マイナスのパス/クロス
 ベクトルの向きが相手方向から離れる(自陣側に向かう)パス/クロスのこと。受け手は、特にウェーブの動きなどをしていなくても、ボールとゴールを同時に視野に入れることができるので、非常に有利。故に、できる限りゴールラインに対して垂直に、中央に近づいた位置からパスを送る方が良いのだが、そこまで抉ったなら自分で決めろよという、もっともなツッコミをされることになる。クロスを送る際、アーリークロスよりも、ゴールラインに近づいて上げた方が有利なのは、そのため。

03月20日(日)
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