ID:70753
えすぱっ子
by ひかる。
[1244435hit]
■Jユース杯 ガンバ大阪戦 (H)
70分、中盤でCH前田がフェイントを仕掛けるが、上手くいかずに囲まれて水野?に奪われる。縦にドリブルで持ち出した後、スクエアにパスを繋いでサイドを変え、PA外へ引いてきたFW大塚の元へ。PA左角に顔を出したブルーノにクサビを当て、あからさまにワンツーでの崩しを仕掛けた。さすがに清水もその動きを見越し、望月恭と田代で大塚を挟み込む基本どおりの守備で自由を奪うと、大塚は2人の間で倒れた。と、これがPK。大塚自らグラウンダーのコントロールショットで、ゴール右に流し込んだ。2−2
75分、清水、交代: 柴原→畑
79分、清水、交代: 杉山→成田
80分、清水、警告: 青木
81分、ガンバ、交代: ブルーノ→原口
85分、清水、警告: 池上
ガンバ大阪 清水エスパルスユース
7(3) シュート 10(5) ○佐傑、○杉山、×青木、◎杉山、×柴原、○池上、○稲毛、×佐傑、×成田、×前田
1(0) 右クロス 4(2) ○池上、○柴原、×中原、×佐傑
3(1) 左クロス 0(0)
0(0) 右側CK 2(0) ×佐傑、×佐傑
2(0) 左側CK 2(0) ×柴原、×柴原
1(−) 犯OS 1(−) ・池上
8(0) ファウル 9(3) ・佐傑、・池上、・恭平、・佐傑、×恭平、×前田、・青木、・池上、×池上
●個人的MVP 前田 陽平
●個人的MIP 佐野 傑、稲毛 拓也
2週間前の前節、アウェイで0−3の完敗を喫したガンバとの対戦。近年、Jrユースはガンバに負けて最後を迎える屈辱を味合わされており、3年生は夏の2−4に続いて冬も0−2で敗れ、横浜Mと大分に連勝しながら1次リーグ敗退。2年生は夏こそ2−0で勝利したが、冬は0−3から一時2−3に追い上げる反発力を見せるも、結局2−4で敗れた (ガンバは大会優勝)。昨年も一昨年にも出場した柴原・深澤諄・成田・田代がリベンジを果たすべく奮戦したが、やはり1−2で敗れている (ガンバは大会優勝)。ユースでも、ここ3年連続してJユースカップの同グループに組み込まれており、一昨年は2敗、昨年は1勝1敗である。彼我の実力差は勿論あるが、相性も悪いと言わざるを得ないだろう。
清水は深澤諄が出場停止。西澤が (山崎も?) 怪我人リストに加わり、GK2名がベンチに入るなど、台所事情は苦しい。深澤諄の代わりのSBは左に稲毛が復帰し、右は山田ではなく中原を抜擢。慢性的に人数不足のCBには、CHの田代をU-16代表同様にコンバート。3年生5人、2年生3人、1年生3人。一方、夏のクラブ選手権4強のガンバは、その大会でレギュラーだったU-16代表組 (内田、山田、宇佐美、原口) と同じく1年生の大森が先発から外れた。代わって元U-17代表の大塚・田中、大塚と共に来年の昇格が決まった菅沼など、3年生が10人並んだ (水野のみ1年生)。3年前の再戦、…と言うには、同じ顔ぶれが菅沼・田中・大塚 (は夏のみ) しかいない。最強のJrユースを抱えながら、ガンバはユースからの外部加入組も多いのである。ちなみに清水の方は3年生5人は勿論、柴原や青木も出場していた。
清水もガンバも攻撃を作りたがる傾向があり、静かな立ち上がりを迎える。ポゼッションではバックパスも厭わないガンバが圧倒的で、4分、13分、14分とCKを奪うなどスタッツ上でも優位に立つが、ファーストシュートは結局15分を過ぎてから。16分、RB中原をサイドに釣り出したLH三ノ宮のキープから、引いていたFW大塚が追い越しながらパスを受け、そのまま放ったドリブルシュートだった。ガンバと言えば個人技のイメージが強いが、本当の脅威は完璧な「止める技術」にある。後ろでパスを回しつつ隙を窺い、ここぞで入れる速い縦パスを足下にしっかり収められる。失わないから、後方の選手が信じて前へ飛び出し、それまでの緩いパス回しが嘘のように一気に縦へ攻めきってしまう。16分の先制点は、CB経験が乏しい田代がマークから離れた一瞬を見失わなかった、あっさりという印象すらあるゴールだった。
[5]続きを読む
11月09日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る