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えすぱっ子
by ひかる。
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■プリンス東海 帝京可児高校戦
90+1分、清水、交代: 深澤詢→山崎 (望月恭RB、山崎CB)
帝京可児 清水エスパルスユース
7(2) シュート 6(4) ◎稲毛、○鍋田、◎鍋田、×前田、×田代、○前田
8(1) 右クロス 2(1) ○池上、×前田
1(0) 左クロス 1(0) ×成田
1(0) 右側CK 1(1) ◎杉山
3(1) 左側CK 2(0) △柴原、×柴原
1(−) 犯OS 2(−) ・池上、・鍋田
9(2) ファウル 4(1) ・池上、・??、・前田、×詢也
●個人的MVP 鍋田亜人夢
●個人的MIP 望月 恭平、小澤 蓮
上位2チームが1部昇格のプリンス東海。清商と同勝点で首位に立つ清水は、プリンス中断中に行われたクラブ選手権予選でも、1部の名古屋、磐田と互角に渡り合い、自信を深めている。2年生エース鍋田が長期の怪我から復帰するなど、選手層も厚くなってきた。だが、この日はCH青木がベンチ外。ショートパスを多用する今年のチームにあって、自分の色を出せていない印象はあるが、バイタルエリアをきっちり守って速攻に繋がるロングフィードを出せる青木は、試合終盤の苦しい時間帯に存在感を発揮するだけに、不在の影響が心配されるところ。先発は3年生6人、2年生3人、1年生2人。とりわけ中盤は、全員3年生。
帝京可児高校の3年生は、全国中学総体4強の黄金世代。6年間一貫指導を掲げ、帝京可児中学入学時に旺盛なスカウトを行ってきた。元U-15代表の主将・小木曽を筆頭に、昨年冬のU-17地域対抗戦東海選抜に小木曽と一緒に選ばれた山岡・熊崎・三島 (不出場)、他に藤盛・田中・塚本あたりが中学時代から有名な選手だ。先発は3年生7人、2年生3人 (原田・塚本・藤浪)、不明1人 (門間)。
ボールポゼッションは清水。中盤中央で深澤慶・前田を軸に、10M未満の細かいパスを2タッチ以内で細かく回してキープ、そして左右に捌き、あるいはバックパスも厭わない。だが、展開速度が遅く、高さもスピードも水準以上の小木曽 (主将)・原田の両CBを、守備体系が整った状態で崩すことはできなかった。唯一、ショートパスを交わしている最中に佐野傑が駆け上がりつつパスを受け、ドリブルに盛り込んだ時は勢いがあり、7分、13分とサイドでパスを受けて右回りにターンしながら切れ込む形で、佐野傑はゴール前でのFKを奪っている。負けじとドリブルキング、前田も22分と30分にゴール前でのファウルを誘う。可児は激しいプレスが裏目に出て、この4つのファウルを含む9本のファウルを前半に数えた。けれども、9分と22分の杉山のFKは枠を捉えたが、GKに落ち着いてキャッチされ、30分の柴原のFKも鋭い位置に飛んだが味方に合わず、ボールを持っているだけで有効な攻撃が少ない、膠着状態へと陥っていく。
可児の方も清水にポゼッションされ、主導権を握られた苦しい状態。ボールを奪うと素早く前に向かい、ドリブルから、あるいは放り込みのクリアを拾ってすぐにミドルを蹴り込んでくる。しかし、枠を捉えられず、前半最大の好機は19分、RH熊崎の右クロスをFW藤浪が頭で合わせるが、やはり枠を外した場面。一方、清水の前半最大の好機は26分。例によって中盤中央の細かいパスでボールを確実にキープし、前田?がやや下がった位置にいたLH佐野傑へ斜めにボールを戻したところ、1本のスルーパスがオープンスペースへ出る。そこへ中央から斜めに抜け出たFW池上、回り込んでゴール方向に向き直し、やや早いタイミングでシュートを放ったが、ゴールのニアへ外してしまった。膠着した流れは前半のうちに変わることなく、ゆっくりとサイドに回す清水はシュートまで繋がらず、少ないチャンスに早い仕掛けでシュートを撃つ可児は枠を捉えられず、スコアレスで試合を折り返した。
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06月28日(土)
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