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えすぱっ子
by ひかる。
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■プリンス東海 清水商業高校戦
5(1) 右クロス 7(3) ×柴原、○恭平、×恭平、○佐傑、×慶也、○佐傑、×山田
2(1) 左クロス 8(3) ○杉山、○稲毛、○孝洋、×柴原、×稲毛、×孝洋、×杉山、×稲毛
1(0) 右側CK 2(0) ・佐傑、・佐傑
2(1) 左側CK 3(0) ・柴原、△柴原、△柴原
1(−) 犯OS 0(−)
1(0) ファウル 6(0) ・恭平、・池上、・慶也、・慶也、・柴原、・畑
●個人的MVP 小澤 蓮
●個人的MIP 池上 智規、杉山 一貴
大榎ユース公式戦緒戦。さすがに注目度が高く、試合前から多くの取材陣が大榎を囲んでいた。この取材陣を自分に引きつける選手が出てきてほしいものだ。その緒戦の布陣は、ほぼ予想通りのメンバー。足首を痛めている前田は大事を見てベンチスタート、鍋田は練習の紅白戦などにも参加している状態ながら、まだベンチ外。一方、柴原は大榎監督の希望で、広島でのU-16代表キャンプから戻ってのスタメン出場となった。先発の構成は3年生7人、2年生3人、1年生1人。
対する清水商は県新人戦ベスト4。言わずとしれたサラブレットMF風間、清水FCや静岡学園中のエースだったFW杉山、さなるカップでエスパルスを撃沈したキューズFCのエースFW平野といったタレントもおり、プリンス東海初参入ながら1部昇格を争う最大の対抗馬との下馬評も高い。先発は3年生7人、2年生3人 (田村・宮部・風間)、1年生1人 (川野)。四ツ田・栗本・砂川はエスパルスSS藤枝出身。1年生GK川野は岐阜VAMOSの正GKとして昨年、全国を経験している。ベンチにはエスパルスJrユース出身、1年生の前澤も入った。
立ち上がりを過ぎて徐々に展開が落ち着いてきたところ、優位に立ったのは清商。予想されたロングボールには小澤・岩崎の両CBが粘り強く跳ね返せていたが、精力的に上下運動を繰り返す池田・砂川のSHにつききれない。スローインからの走り出しに虚を突かれて裏を取られるなど、集中力の問題も散見され、2週間前の横浜FC戦が思い出される嫌な流れ。こういう流れに対抗して、じっくりとグラウンダーのパスとドリブルでのキープでポゼッションを高め、自分たちのペースを取り戻す力がこのチームにはあると思うのだが、自分たちも縦に拙速な展開をやり返してしまい、ボールが空中を行き交う清商得意の (というよりエスパ苦手の) 流れにハマってしまう。
エスパにもセットプレーや柴原・佐野傑のドリブルから生まれる単発的なチャンスはあったが、清商は18分に右サイドを切り裂いた池田のクロスから混戦、なんとかクリアするが更にOH風間が右サイドを再度突き破って角度のない位置からシュート、GK柴田のパンチングをDH宮部がミドル (枠上)。21分に先制した後も、22分のドリブル突破したFW平野の高速左クロス、24分のRB四ツ田の右クロスを風間がポストに入って平野のシュートは柴田が足でCKに逃げるなど、清商が主導権を握っていた。が、やや膠着状態になりかけてたところ、思い切り良いLH杉山の「右足」で同点。その後はゴールへの積極性で上回る清商が流れを引き戻したが、決定的なものではなく、同点で試合を折り返した。
後半開始3分、杉山が外を回ったのを見てFW柴原がドリブルで溜めをつくるが奪われてしまい、カウンター。縦に繋ぐと風間のスルーパスでPA内右を縦に抜けた平野が、至近距離でシュートを放つが、この決定機を外してしまう。後から振り返れば、これが試合結果を左右することになった。後半のエスパは大榎監督から指示があったのか、グラウンダーのパスをしっかり繋いでボランチに当て、そこからサイドに振り分ける展開ができるようになり、ポゼッションで圧倒。他方の清商は疲労のためか、前半のようにロングボールをFWやSHが追い切れず、ならばと風間にボールを集めるが、そこは青木の守備範囲。人に強い守備で中盤の底に蓋をし、奪ったボールを素早く正確に次の展開に繋げるのは、青木の最も得意とするプレー。風間は後半一人で4本のシュートを撃つも、むしろ強引さが目立ち、85分に裏に抜けながら放ったシュートもGK柴田に正面で抑えられた。
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04月19日(土)
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