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えすぱっ子
by ひかる。
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■中日本SL U-17 富山第一高校戦
前半向かい風。しかし、富山一高もCH田邉を中心に足下へのパスで組み立て、中盤で一進一退の攻防になる。風でパスが伸びる富山一は、SBが積極的に攻撃参加する小気味よいサッカーを展開。中央でしっかり跳ね返していた清水だが、唯一25分、LH前野が切れ込んだ場面でPKを与えてしまった。前野はタックルに来る直前でドリブルを大きくして誘っており、青木としてはCBの経験の薄さを見せてしまった。攻撃面では風の影響しないドリブルで挑むが、中盤の攻防で押され気味のためドリブルの開始地点が低く、チャンスに乏しい。11分の前目で奪ったLH前田のスルーパスから杉山、25分の自陣が持ち込んだ前田の20Mミドル、そして終了直前40分に前に出て奪った青木のスルーパスからRH佐野傑がシュートを放ったぐらいで、試合を折り返した。
後半追い風。ボールを奪う位置が高くなった清水が主導権を握り、50分にセットプレーから同点に成功した。だが53分、CBとしてやってはいけない青木のミス (セーフティファーストを考え、できる限り前へ、無理ならタッチラインへクリアすべき) で再びリードを許すと失速。清水としてはボールを支配し、アタッキングサードで前田や佐野傑にドリブル勝負させたいところだが、パスが繋がらず、アタッキングサードにボールを運ぶために彼らのドリブルを使うことになる。結局、リードされてからのチャンスは55分のバー直撃した小澤のFK、83分の佐野傑のFK (GKディフレクト) のみで、共に中盤から運んだ前田や佐野傑が倒されて得たセットプレーだった。守っては攻撃参加したRB山田の裏を再三再四、前野とその絡みでLB山本に突かれたが、中央でしっかりクリア。それだけにもったいない2失点だったが、青木の勉強代として惜しくない出費としたいところだ。
好印象選手はシンプルに大きく跳ね返すなど、随所にDFとしての経験値を見せた小澤、低い位置まで戻って守備に入り、攻めては常に前に向かって仕掛け、ドリブルのキレ以上に汗をかく部分で成長を見せた佐野傑、その佐野傑など前に向かうプレーが得意な選手が揃う中、小柄ながらきっちりと足下でキープし、彼らの攻撃力を引き出した畑。
02月24日(日)
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