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えすぱっ子
by ひかる。
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■中日本SL U-17 岐阜工業高校戦
後半、青木が一列あがると、ここから効果的な長いパスが出るようになり変化が出てくる。51分にロングボールで先制するとが、反面、中盤からのドリブルと細かいパスで相手を幻惑した前田を、長いパスが飛び越してしまう側面もあり、痛し痒し。時間が経つにつれて青木が奪う位置が高くなり、ボール支配率は高い数値を保った。だが、練習初日のLH柴原が呼吸が今ひとつ合わなかったり、青木のスルーパスや山田のクロスに対してFW佐野孝のフィニッシュが雑になったり、ボックス内での精度に課題が残る。一方、守る機会の少なかった守備面だが、54分にFW服部がCB小澤に潰されつつも残したスルーパスにFW山崎が反応、追いすがるCB岩崎を振り解き、シュートを放つ被決定機があった。足で止めたGK柴田に救われたが、圧倒的に攻めながら最終スコアは1−0、プリンス一部昇格に向けて気を引き締める必要があるだろう。
後半から登場の山田は、積極的な言動で自己満足に陥りがちのチームにダイナミズムを与えた。前の味方にパスを当て、それを追い越して前に上がるのが山田の持ち味だが、SBの位置でもそれを十分に発揮。足下のテクニックのある佐野傑とのコンビで、右サイドを攻略した。単独でのフリーランも多く、僚友の青木・小澤からの長いパスを受ける一方、自らも自陣から前線に長いパスを繰り出す。コーチングにも相変わらず積極的だった。
前半CB、後半DHで登場した青木。CBとしては人に対する強さを発揮し、無難にこなしていたが、相手に競り勝つところまでで終わっており、その後のクリアの力強さが足りない。味方の2列目 (MF) を越えて跳ね返さないと、波状攻撃を受けてしまう。DHとしてはさすがに慣れたもので、きっちり守ってきっちり攻撃に繋げる青木らしさが随所にみられた。深澤慶は司令塔として機能。機を見て左右に振り分けつつ、中盤を細かく繋いで前田や佐野傑と絡み、味方それぞれの特徴に合わせてバランス良く配給した。流れの中で自らも前に出る機動力も見せたが、自らシュートを狙う積極性があっていい。
02月17日(日)
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