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えすぱっ子
by ひかる。
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■Jユース杯 ベガルタ仙台戦
先制後の清水は、相手の圧力に押されるままにファウルを犯す程度しか、プレーできていなかった。引いて守ることで裏のスペースを消し、空中戦を誘って跳ね返す我慢の時間帯。すると24分、右SB桑原彬のスローインを、長沢が頭で受ける素振りをみせてスルー、その裏に飛び出した右SH小泉、中央に切れ込むと、DFラインの左大外へ斜めのスルーパス。ワントラップで裏に持ち出した左SH八木が、左45度からゴール右に低く突き刺した。2−0。更に26分、相手ドリブルを弾き飛ばした左SB桑原卓から、CH高野を経由してサイドチェンジ、小泉が入れたアーリークロスは村中がクリアするが、高く上がったボールを長身とジャンプを利用して、長沢が頭でのトラップから足下に収める。と、右に小さく叩き、長沢のトラップの時間を利用して走り込んだCH柴田、弾むような全力走からボレーを叩き込んだ。3−0。シュート3本で3点。
仙台も28分、40Mの距離から佐藤悠が再度直接FKを狙うが、GK山崎晃が危なげなくキャッチ。すると33分、中盤中央の柴田がスライディングタックルで、足下のボールを根こそぎカット。笛はなし。仙台は激しいチャージに慣れてないのか、タックルを受けるとセルフジャッジしてしまう傾向がある。中央を長沢が持ち上がり、寄せの遅いDFの合間から狙ったミドルはGK宮崎が弾くが、八木がきっちり詰めて、4−0。次いで38分、巧みにキープする町田を高野が追い越してパスをもらい、右に開いた町田へとリターン。抜け出た町田が鋭いクロスを折り返すと、ニアの長沢がワントラップボレーでファーに突き刺した。5−0。
42分、仙台に決定機。石垣のパスミスをカットした山崎のスルーパスから、鈴木勇が裏へ抜け出す。さすがの佐野克、スピードのある鈴木勇に追いついてカットするが、左に流れたこぼれ球をまた鈴木勇に拾われてしまう。マイナスのグラウンダークロスは、ファーの佐藤豪の前で桑原卓がカットしたが、これも山崎に拾われ、中央フリーでシュート。しかし、GK山崎晃は両手でそれを足下に弾いてから、無事にキャッチ。真田を思わせる落ち着いたセーヴィングだった。結局前半は、シュート6本で5点を奪った清水の大量リードで折り返した。
ベガルタ 清水エスパルスユース
6(3) シュート 6(6) ◎長沢、◎八木、◎柴田、○長沢、◎八木、◎長沢
5(0) 右クロス 5(1) ×小泉、×小泉、×小泉、×長沢、◎町田
7(1) 左クロス 1(0) ×長沢
0(0) 右側CK 0(0)
1(0) 左側CK 1(0) ×高野
0(−) 犯OS 1(−) ・長沢
7(0) ファウル 7(0) ・長沢、・桑卓、・桑彬、・町田、・柴田、・柴田、・桑卓
[後半]
後半、仙台はハーフタイムに運動量を恢復すると、3-4-3の超攻撃的布陣の下、開始1分、左45度から左FW山崎のミドルを皮切りに攻勢へ出る。5分には中央を持ち上がった山崎のスルーパスから、右FW鈴木勇が斜めに裏に抜け出る決定機を迎えるが、シュートはニア左。すると逆に7分、最終ラインのパス回しから、佐野克のロングフィード1発で八木が左スペースを抜け出す。方向転換しつつDFを1枚抜いてクロスを上げると、ファーでドライヴしておじぎしたボールを小泉がボレー、6−0。引き続き11分、中盤で高野が奪うと、時を移さずクサビを入れる。町田とDFが競り合って浮いたボールを、長沢がジャンプせずにマーク相手をスクリーンして抑え、189cmを活かして頭でトラップ。PA右に持ち出し、冷静にループを決めた。7−0。
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12月11日(日)
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