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えすぱっ子
by ひかる。
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■Jユース杯 横浜F・マリノス戦 (H)
その後は横浜が持ち直し、18分にゴールキックをFWハーフナーが競り合い、こぼれ球を拾った三浦から、巧妙にコントロールしたスルーパスでFW斉藤が初シュートを記録。24分、スローインを右から奈良輪、OH幸田と繋ぎ、左OH富井がCH高野を抜き去ってPA内へ。しかし、左右から右SB渥美・CB石垣が着実にコースを限定、撃たされたシュートはGK山崎晃がパンチングで弾き返す。28分、田代のロングフィードから斉藤が抜け出すが、CB佐野克が横からコースを完璧に切って、シュートをGK山崎晃キャッチ。横浜はハーフナーが前線で核になれず、後方から最短距離のパスで斉藤を走らせるか、セットプレーでしか攻撃を創れず、展開が単調。それで好機に繋がるのは、個の能力の証明とも言えるが。
対する清水は、長沢と町田が交互に両SHと連携、サイドを崩しに掛かるが、中央の人数が足らず、クロスはGK秋元の支配下に置かれる。左右奥深くまで侵入し、CKも数多く奪うのだが、せっかく180cm超を3人揃えながら、そのまま秋元にキャッチされる場面が多い。それでも32分、ゴールキックを八木が落とすと、思い切りよく狙った長沢の30Mミドルから再びペースを掴みだし、37分、桑原卓が戻したボールを受けた佐野克が、ハーフナーを抜き去って中央を持ち上がって、長距離スルーパス。ウェーブの動きで抜け出た長沢がシュートを放つも弱く、GK秋元キャッチ。38分、高野がゆっくり中央を上がり、長い距離を走った桑原卓へロングフィード、早いタイミングのクロスに町田が飛び込んだが、ニアに外れる。39分、ゴールキックをカットした八木を起点に長沢が左に流し、八木のクロスをファーで168cm小泉の慣れないヘッドは、枠に飛ばなかった。
横浜も40分、富井の左CKをファーでハーフナーが頭で叩き付けたが、枠内に収まらない。その後はDH山岸のミドル (枠上) があった程度で、前半終了。ポゼッションサッカーの清水と堅守速攻の横浜という対照的な試合だが、長沢が基準点として機能し、奈良輪・田代を押し込んだ分だけ清水有利。それだけに、7度のCKを活かせなかった点が悔やまれる。
横浜FM 清水エスパルスユース
7(3) シュート 9(5) ×長沢、○小泉、○石垣、○八木、×八木、○長沢、○長沢、×町田、×小泉
2(1) 右クロス 4(0) ×小泉、×渥美、×渥美、×小泉
6(0) 左クロス 9(4) ×八木、○町田、×八木、×八木、○桑卓、×桑卓、×桑卓、○桑卓、○八木
1(0) 右側CK 3(1) ×八木、○八木、×八木
2(2) 左側CK 4(0) ×八木、×八木、×八木、×八木
3(−) 犯OS 0(−)
7(0) ファウル 3(0) ・八木、・町田、×八木
[後半]
後半キックオフは清水ボール。長沢・町田が石垣にボールを下げると、右に開いた小泉の足下へ中距離パス。小泉は少しキープして内側に上がってきた高野に戻すと、ダイレクトでスルーパスが送り込まれた。田代と藤川の間に抜け出すは町田、CB藤川が内側から体を寄せるが、強引に突破する町田にPA内で弾き飛ばされ、転倒。笛はなし。GKと1対1になった町田が小さく中に戻すと、長沢が美味しくご馳走をいただき、1−0。続けざまに1分、小泉の小さなクサビを町田が右に叩き、右SB渥美がライン際を疾走する。田代の裏を独走した渥美が余裕を持ってのクロスに、大外からフリーで八木が飛び込んだが、左足ボレーはニアサイドネットの外側。横浜も4分、PA左角手前で斉藤がルーレットからスルーパス、狭いところを山岸がPA内に抜け出たが、シュートはニアに外れた。
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11月13日(日)
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