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えすぱっ子
by ひかる。
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■Jユース杯 予選リーグ 横浜F・マリノス戦(H)
4分、早くも真司が左から切れ込んでシュート体勢!は、今田のブロックに阻まれたが、フォローした大瀧が左クロス、阿部が足下で受けて後ろに戻したが、これは枝村に合わず。しかし、9分、枝村のスルーパスからまたも真司が左サイドを切り刻み、角度のない位置からシュートを狙うが、GK飯倉が弾き返す。それを大瀧がフォロー。柔らかい左クロスを送り込むと、競った阿部が小さく右に落としたところに悠輔、頭上のボールに右足を高く上げ、やや内角をねらい えぐりこむように打つべし! アクロバティックな体勢から放ったと思えない、シャープなシュートがゴール左を襲ったが、飯倉が素晴らしい反応でこれを抑えた。続く10分にも、枝村が奪取からスルーパス、またまた真司が左サイドに抜け出し、左クロスを阿部が再度左に叩いて、真司の左クロスリピートにニアの大瀧が左足ボレー。しかし、左に外れた。
14分、クリアを悠輔が奪って二次攻撃、小さく叩いて大瀧のミドルはDFがブロックするが、高く弾んだボールを枝村が身長を利用して抑え、左にチェンジサイドすると真司がダイレクトクロス。GK飯倉、意表を突かれフィスティングをミスするが、清水FWが詰め切れず。更に18分、真司のパスから阿部が突破、加藤広のファウルを誘うと、PA左角35Mから枝村が直接狙うが、ファーの上角を正確に突いたシュートをGK飯倉ディフレクト。24分にも悠輔の突破を今田が倒し、ハーフラインから村越のFKに阿部が頭で合わせたが、これも飯倉が抑える。続く大瀧の左CKは森安が中央、頭で流し、ファーの石垣がボレー狙うが枠の左。とはいえ、清水は真司を軸に、ドリブルとダイレクトパスを交えたテンポの速いサッカーで、横浜の応対を後付けにしていた。
更に攻める清水は27分、左サイドから突破を仕掛けた真司が、DFの対応を見て反転、ボールを戻すと、受けた大瀧からサイドを疾走する岡村へとスルーパス。岡村の左クロスは今田に跳ね返されるが、大瀧が素早くフォロー、小さく真司に預けたつもりが、PA外・左45度30Mから鮮烈なミドル。観衆の度肝を抜く猛烈な弾道だったが、ファー上角の狙いにGK飯倉が反応、ディフレクトして逃れる。
横浜は28分に一瞬の隙、裏を狙ったスローインに村越がボールが滑ったか、キックミスすると、荒井が拾って即シュート。だが、ニアポストに嫌われる。その後は清水が両サイドを使った攻撃を仕掛けていたが、31分。横浜は右に流れた村岡がドリブル突破を仕掛けるが、抜かれかけた岡村と真司が何とかスピードで追いつき、村岡はフォローする鈴木に戻す。半円状にパスが谷口を経由して坂井に渡ると、森安が対応。互いに間合いを探りながら、徐々に斜めに左外へ動いていたが、坂井は急加速で森安を一瞬外し、ゴール前を横切る速いクロスを送る。GK海人とCBは中央の荒井に釣られ、誰も触れずにファーに流れると、村岡がガラ空きのゴールに詰めて、横浜が先制する。0−1。ちなみにこれが、前半31分、初の横浜の枠内シュート。30分までは、シュート数7対3(枠内シュート数5対0)と圧倒していた清水、不意を突かれての失点だった。
試合再開、村越や岡村が後ろから、「(今までの展開を)続けていこう!」と声を掛ける。しかし、サッカーはそう簡単なものではない。事前の展望記事で、筆者はこうも書いている。「類似するシステムを採用し、実力も拮抗する相手だけに、中盤の主導権争いが鍵を握るだろう。予想される潰し合いに負ければ、一方的な試合もありうる」 波に乗る横浜は出足で完全に清水を上回り、圧倒的に攻勢。押し込まれた清水は、自然とロングボールが増えるが、空中戦の1対1で全く勝てない。そもそも身長で上回るのが、真司(169cm)−天野(165cm)の1カ所しかなく、中央での競り合いに悉く負けたのが痛かった。今更ながら、真希の不在を痛感させられる。
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11月03日(月)
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