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えすぱっ子
by ひかる。
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■クラブ選手権 全国大会 愛媛FC戦
しかし、呆気のない得点でもリズムを変えるには十分。34分、浩太の深澤的ダイアゴナルロングフィード再び。だが浩太らしいギリギリを狙った厳しいパス。浩太のパスに対し、必死に走ることが習慣化されてる拓也が、タッチライン沿いで追いつき、センタリング。だが、その前の競り合いでFW・DFの双方交錯して倒れており、ファーに流れる。するとキッチリ詰めていた大瀧が、角度のないところからシュート。ポスト直撃。
36分、大瀧が中盤やや左寄りで受けて溜めると、細かく中央へ斜めに縦パス。右から斜めに走り込んだ仁科が受け、ドリブルでPA内に侵入し、数度フェイントを掛けると再び斜めに細かくパス。これを阿部がフリーで豪快に決め、2−0。先制点と違い、綺麗に中央から崩した得点で、今度こそ清水イレブンも大喜び(笑)。このまま前半を終えた。
後半に入ると、清水は流し気味になり、愛媛も向かい風の中、繋ぎに苦労する。やや愛媛ペースも動きのないまま、12分、左から大瀧→仁科の展開で、粘って得た左CK。浩太のキックはファーへ沈み込み、走り込んだ高山が右足インサイドでGKの脇下を割る。3−0。喜び方はおとなしめ(笑)。試合が決まり、浩太が徐々にサボりだす(爆)。
16分、大瀧のパスを受けた仁科が、拓也とのワンツーで抜け出し、CKを得る。浩太の左CKは跳ね返され、愛媛の速攻。森安は最初の対応に誤るが、身体能力で強引に修正し、抜け出そうとした相手を潰す。
こぼれたボールを真希が素早く拾い反転、ドリブル開始。これを愛媛FCがカットするも、そのボールが戻りの遅れていた(爆)浩太のところへ。左サイドスペースを20M突破し、PA内ゴール5M前まで切れ込むと、シュート体勢。だが一転、ゴール直前の仁科へ横にちょこんとパス。ダイレクトで合わせ、4−0。
ここで鈴木・真希とドリブラーを投入した清水は、前半と違い個人技中心の省エネモード。19分、阿部が左サイドを突破し、センタリングに拓也が頭で突っ込むも、枠外。21分、鈴木が20M余りを中央突破しシュートに行くが、DFにブロックされる。
24分、鈴木が真希にパス、鈴木が外に回り込んでマークを散らすと、真希が中央突破。阿部とのワンツーでシュートに行くが、当たり損ねてGK難なくキャッチ。直後、GKキックを浩太がカットし、30Mミドルを放つが、枠の僅かに上。
27分。サボる浩太に代わって司令塔を務める枝村から、阿部へクサビのパス。阿部は簡単に横の真希に叩き、真希は正確かつ速いボールで右サイドに大きく展開。開いて受けた拓也は縦と見せて、中に進路変更。愛媛DFが戻りきれないと見るや、角度のないところからドリブルシュート。難しいシュートなのに、今度は宇宙開発せず(笑)。5−0。
31分、枝村の右サイド突破は失敗するが、真希と挟み込んでカット、今度はワンツーで真希が抜け出てセンタリングを送り込むが、中央で待つ阿部がシュートミス。32分、安易に回したボールに阿部が食いつき、奪ってシュートはDFがブロック。35分、まったり守備の清水を、中→右→中と振り切り、久々、愛媛のビッグチャンスはフリーでのヘッド。だが、最後の砦たる海人が横っ飛びキャッチ。譲らず。
以後、単発で森安・浩太のミドルはあったが、ともに外れ、そのまま試合終了となった。
清水は2連勝。集中力の切れる時間帯は気になるが、内容を伴った勝利を飾っている。最後に対戦するC大阪が、愛媛に分け、神戸に負けたため、清水は0ー2、或いは3点差以上で敗れない限り、予選リーグ突破となる(0−2は神戸との抽選)。しかし、C大阪、本来の実力は侮りがたく、気を緩むことなく挑んでほしいところ。
▼試合結果
清水エスパルスユース 5−0 ヴィッセル神戸ユース
得点:32分:仁科 克英(なし)
36分:阿部文一朗(仁科克英・スルーパス)
52分:高山 純一(杉山浩太・左CK)
56分:仁科 克英(杉山浩太・ショートパス)
67分:杉山 拓也(なし)
▼選手寸評
山本海人 6.5 序盤、飛び出しが空回りしたが、安定したキャッチとフィードで貢献。
天野数士 6.0 攻守で慎重にバランスを保っていたが、得意の攻め上がりを見たい。
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07月29日(月)
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