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ビバ彦♂日記
by ビバ彦
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■ もて呪文往復ビンタ「砂を噛むように…NAMIDA 」新曲PV
7時40分起床。朝。TVモニタにはライブドア新経営陣記者会見ともて呪文使い一夫多妻制オヤジ。ライブドアはいかにも弥縫策という印象を拭えず。弥生会計の元社長が切り盛りしていくのだろうか。千石イエス(イエスの方舟事件)を想起させるもてオヤジの記者会見には胡散臭さよりも妙な誠実さを感じる。「もてる呪文を夢の中できいた」「いつかは騒がれると思っていた」「自分は廊下のはじで寝る」。集団で流浪していたイエスの方舟にはドサ回り的なド演歌が似合ったが、臆面もなく「一夫多妻制」と語るもてオヤジにはセミナー洗脳術以降の、新世紀の心の闇が集約されているかもしれない。AV女優に癒しをもたらすAV男優のギラついた癒しテクニックと三流雑誌表4の幸運を呼ぶ通販広告との合体。興味本位ではない本格派レポートなら読んでみたい所。当分はトンデモニュースとして流布、消費されるのだろうが、社会の有り様を映し出した象徴的な事件かもしれない。
昼。出勤仕事。BGMはロバート・ジョンスン、ジャクソン5、ジョンスペ、クラスターetc...悪くはない(俺のセレクトではない)。かつての上司の動向を間接的に聴く。50を超え、変わらぬエネルギーで仕事に取り組んでいるらしい。かなわんなぁ。この業界に入って16年か。ヲタになってからの後半6年は遊んでしかいなかったが、前半10年は人並みの仕事はしてきたかと思う。編集の妙味にハマり、一切残業手当など出ない条件でも嬉々として一日14時間労働やら2週間連泊やらをしていた日々。それもこれも彼に少しでも近づきたかった訳で。軽く頬を張られる。さらに夕刻、長年敬愛していたゴリゴリの思想家と電話で話す。知性と誠意とエネルギーの塊。往復ビンタを浴びた気分。そう言えば和田薫は「日本人はもう少し働くべきですよ」と言っていた。耳が痛い。俺は小物だ。駄馬に出来ることは地面を睨んだまま死ぬまで愚直に歩き続けるしかない。残された時間は少ない、シャキッとせねば。
夜。松浦亜弥「砂を噛むように…NAMIDA 」新曲PVを見る、というか曲自体初聴。近年の松浦シングルの既定路線。ただ、つんくプロデュースを離れ、外部の作家(と言ってもWで経験済み)に頼むことによってサウンドのクオリティは多少上がっている、か。Aikoに比定されるであろう楽曲の方向性自体は間違っていないと感ずるも、本作が流行歌として現在のリアルを捉えているかどうか、には大いな疑問を抱く。一回限りの有難い秘蹟を求めて「現場」に行くしかないのだろうか。PVの出来も微妙。
01月27日(金)
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