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ビバ彦♂日記
by ビバ彦
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■今更ながら、
050501放映の「フジテレビ系『なるほど!ザ・ワールド 黄金の祭典スペシャル!』W(ダブルユー)」を見る。
黒髪にした加護が非常に大人びて見えた事が強く印象に残る。
彼女の立ち居振る舞いがしっとりと落ち着いた知的な女性のように映ったのだ。
これは一つには、司会が天敵(?)、爆笑問題だからということもあろう。
問題は太田。彼は昨年の27時間テレビで加護に向かって「加護ちゃん、初潮は来たの?」と
シュートを仕掛けているのだ。その時加護は「署長」と勘違いして、首をひねり、
目にクエスチョンマークを浮かべながら敬礼ポーズで反応していたが
(あれが即座の意味ずらしだったら天才)、あとで仕掛けられた事には気づいたはず。
隣の辻は聴いた瞬間に本気でびっくりして、露骨に嫌な顔していたし。
そう、爆笑はそんな因縁を持つ相手。クイズを回答する際には、回答者席を爆笑問題の二人が
取り囲むわけで、何をされるか? 内心ではかなりヒキ気味だったたはず。
Wが特別問題を当てて、太田からオリジナルのマル秘サプライズ・プレゼントをもうらう際には、
Wの二人ともかなりビビってたしね。
控えめな振る舞いの直接的な原因はそんなところにあるのかもしれないが、
画面に映し出される加護というタレントの佇まいには、女性的なしっとりとした慎ましさ、
奥行きが感じられ、深く唸らされたものだ。
抑制され、落ち着いた所作でクイズの回答を考える黒髪の少女。眉をひそめながら、
黒目がちな眼いっぱいに憂愁を浮かべる仕草からは、知的な美が投射されていた。
カーディガンの肩掛けがこよなく似合う落ち着いた物腰。
そのベクトル上にあるのは、「富士真奈美〜東山千榮子」的な「日本のお母さん像」だろうか。
彼女には、最終的に自ら作詞作曲をしたいというキャリア志向もあるようだし
(昨年春に言い出し、本年初頭収録の対談本でも「つんく♂をプロデュースしたい」旨の
発言をしているから、関心は失っていないはず)、これからはさらに知性を感じさせる
タレントになっていくかもしれない。
もはや既に与えられた天賦の才だけで輝く時期は過ぎさり、
地に足を着けて活動する時期なのだろう。
加護亜依というタレントの放つ色彩はかくして変化した。
この滋味深いタレントの個性を今後も引き続き味わっていきたい。
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石川卒業の際も感じたが、こうしたキャラ変遷の観察はハロー!の醍醐味のひとつですよね。
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あ、そうそう、「なるほど!ザ・ワールド」はWが大逆転で棚ぼた(?)優勝してました。
おめでとう!
05月17日(火)
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