ID:64092
ビバ彦♂日記
by ビバ彦
[779562hit]

■「安倍なつみファーストコンサートツアー2004〜あなた色〜」雑感
金(昼の回)土(夜の回)となっち中野サンプラザライブへ行ってきました。
幸福感に包まれた優しく楽しく懐かしいライブでした。その一方で、ソロデビュー
ライブにしては懐古色の強すぎるライブだとも思いました。安倍、中澤、保田の
三人が「ASAYAN」の後日談を演じているような、そんな印象をどうしても拭い去る
ことはできませんでした。オールドファンの一人として、セピア色のパフォーマンスを
心から楽しむ自分もいるし、現在進行形のハロー!ライブ観察者としては物足りなく
思う部分もまた確実にあるし。ま、最終的には三人の元娘。のやりとりを十二分に
心躍らせ楽しみましたが。

02年には松浦亜弥、03年には後藤真希と、ハロー!のソロアーティストの春のデビュー
公演にはトンデモナイ衝撃を与えられたものですが、なっちのデビュー公演には
そうした未知の衝撃を感じる事は出来ませんでした。それもまた敗者復活から始まった
モーニング娘。の象徴なっちらしくていいかも知れません。スター安倍なつみの
超越的な才能ではなく、努力を重ねて一歩一歩這い上がる“なっち”の泥臭さを
僕らは愛してきたのだから。

演目としては、オープニングの「だって 生きてかなくちゃ」とアンコールの「腕組
んでかえりたい」の歌唱に酔いました。「だって〜」はCDでは余り感心しなかった
のですが、大きい音で聴くと打ち込みベースが迫力あってかっこいいですね。
「腕組んで〜」は「笑顔に涙」系の日常に潜むハッピネスを描いた胸キュンソング。
ライブのラストには打ってつけじゃないですかね。この曲の歌唱中は、切なくも幸せな
ひと時を過ごしました。

客層はASAYAN時代からのオールドファンが多いのでしょうか、現在のモーニングに
比べると落ち着いた大人が多かったように見受けられました。ハロー!ライブでは
ヒサブリの顔もチラホラ見受けました。こないだまで「六期の名前が分からない」
なんて言ってた人も戻って来ていたり。ハロー!の裾野の拡がりなんでしょう。
感慨深かったです。
06月24日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る