ID:64092
ビバ彦♂日記
by ビバ彦
[779581hit]

■松浦亜弥コンサートツアーー2003秋〜あややヒットパレード!〜最終日
リミッターを解除して客席をグイグイ引っ張る彼女。
ポップという言葉が凝縮されたようなカラフルでニュアンスに飛んだ歌声が場内に
降り注ぐ。
何て開放的なパフォーマンス。

それに対し、緑一色のサイリウム(@「草原の人」)で応える客席。
その光景を見て声が詰まって歌えなくなる彼女。あきらかに感動している。
らしくない光景。

歌えなくなった彼女の代わりに客席が大合唱。さらに歌えなくなってしまう彼女。
しかし、絶対に自分の内面の乱れを認めようとはせず、「どうやったの?」などと
片意地張ったごまかしをはかる。傍目に見てもあきらかに限界まで涙腺が緩んでいたのに。
意地でも涙は認めない。
芸に対するプライド。安い涙は流さない、見て欲しいのはステージ。

客席からの「(全56公演)お疲れさま〜」には、「お疲れじゃないよ〜!」。
はは、何て強がり。
どこからどうみてもボロボロなのに。去年の声とはもう全然別なのに。
ドキLOVEのフェイクは歌えなくなる、トロ恋のイントロ煽りは地声、夏男の高音
だって辛そうだ、草原の人の羽毛が宙に描く軌跡の様な繊細なニュアンスは疾うの
昔に消え去っている。

もうボロボロじゃん。今日だってラストだからリミッター解除して本来の実力の
片鱗を出しただけじゃん。

なのに、「来年も一杯コンサートやりたい!」って……。
挙句に今日の客席の反応を見て、「2004年もこれで松浦亜弥頑張って行ける」って。

ははは。んなこと言われたらこっちだって、またもう一年頑張らなきゃ仕様がねえだろう! 
俺はこの松浦亜弥という破天荒な才能をクソ真面目に見届けることにしたよ。

エイエイおーーーーーっ!!!
12月08日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る