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ビバ彦♂日記
by ビバ彦
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■「あややヒットパレード!」初日雑感

「松浦亜弥コンサートツアーー2003秋〜あややヒットパレード!〜」初日@三郷市
文化会館(夜の回)に行って来ました。


春ツアーは演出面に不満があったので、若干の危惧を抱いていたんですが……
素晴らしいライブでした。
特に「ナビが壊れた王子様」歌唱時に松浦が放っていたメジャー感といったら……。
あの曲、個人的には非常に苦手なタイプのスタジアムロック系楽曲なんですが、
それでも、というか特にあの曲の松浦のパフォーマンスに心を奪われてしまいました。
ロックに足場を置かない、所謂女性アイドルがああした大味楽曲をやることで、
一見の空疎を超え、逆に表面に徹するという事のゴージャス感が素直に出てきて
いるのか。松浦亜弥の本領はやはり「超越感」ですね。チンケな内面性、古臭い
物語性を全く想像させない表面美の凄み。彼女は多分、1日24時間「松浦亜弥」
しているんでないですかね。唸らざるを得ませんでした。

レイト50'S〜アーリー60'Sのヒット番組をコンセプトとした演出面(含セット、
コス、商品デザイン)も良かったと思います。何がやりたいのかハッキリしていて。
客入れ(&出し)時にはずっとレイト50'SなBGMを流していたのも雰囲気を作る
のに役立っていたかと。ライブが終わった後に自然発生的な拍手が発生したんですが、
あっという間にBGMにかき消されてしまいました。一瞬残念に思うと同時に会場を
見渡して、すぐに得心しました。凄く開放的な雰囲気。春の後藤真希ツアーでは
ライブ終了後には、拍手を迫るように「マリーン」のインストが流され、会場は
一種宗教的な雰囲気で一体化し、素晴らしい効果を挙げていました。ただ、松浦の
場合はこうした、ある意味「濃い」もしくは「閉じた」演出は不要かも。今はとに
かく「軽く」「外に」訴えかけるべきでしょう。それだけの遠心力を彼女は持ち
合わせているように思います。
08月31日(日)
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