ID:633
TAKANORHYTHM
by Tomoe
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■[Live] 7/26(土) 東京国際フォーラム -東京はいいなあ-&胸壊
そのときどきに妥協をしてきたからこそうまくいったのだと書いていた。
音楽以外の社会でも、理想を通すあまりに妥協が全然できない人は、
人としてはいいのかもしれないがプロとしては失敗することが多いと思う。
この人達は、あんなに売れてもいまだに仲がよく、あまり変わらないのが
不思議だと思われている。
たいてい「音楽性が合わない」とか「やりたいことはこれじゃない」とか言い出す人がいそうなもんだけど。
ひとりでも抜けたら解散、解散になったらプロの音楽活動もやめる、とまで
この人は書いている。なかなかそこまで言えないぞ。
もし書いているとおりなら、相当の信頼感で結ばれたバンドで、
だからこそ、動員が数十人しかいない時代が長く続いたときも、
突然ブレイクしたときもやっていけたんだろうと思う。
TAKUROはTERUのことをすごいボーカルだと絶賛している。
ギタリストが自分ちのボーカルを褒めちぎっている間はまだ大丈夫、のような気がする。
(根拠はない。私の好きなバンドがそうなので。笑)
「金儲け的な音楽を作るなんてロックじゃない」と思われてるのも自覚してる。
それでも自分たちのやりかたを通すと言うんだから、その点は立派だ。
売れたくても売れないのを大衆に耳がないせいだと断定したり、
マイナーなことがいい音楽の条件だと思ってるようなアーティストよりまともじゃん。
なるほどなあ、と思う表現はいっぱいあった。
「ピークを作らないで、常に良質なものを出し続けている人が、今は勝利者と呼ばれている。」とか。
流行のインパクトが大きければそれだけ、飽きられるのも早いと知っているんだ。
「客を喜ばせるためだけのバンドは長続きなんてしない。
その楽しさの中に、高い音楽性かもしれないし、心に残るメッセージ、
あるいはそのバンドの生き様のようなものかもしれないが、
とにかくなにか輝くものがなければ、人を感動させ続けることなんてできやしない。」
売れ筋の曲なんて、作りたくて作れるものだろうか、みたいにも書いてたな。
友達の好きなマイナーなアーティストが、
「いかにしたら受けるか、売れ筋の曲を書けるか」悩んでいるときいたとき
「なんか違うだろ」と思った根拠は、たぶん上のようなことだと思う。
受けるために作られた曲なんて、オーディエンスは求めてないって。
「人の心を打つのは、ほんとうにやりたい音楽をやっている人間なのだ。
絶対にこの曲じゃなきゃダメなんだ、これを演奏したいがゆえに、こうやっているんだという
生き様がなければ、人の心はつかめない。
人が聴きたいだろうと思ってやる音楽は、決してそれ以上にはならない。」
これも上で私が書いてるのと似た話。
日頃私が感じていることを見事に言い表してて、うなずきつつも複雑な思いがある。
個人的に刺さるのは、「自分の本来やりたい音楽とやってる音楽が違う」と断言する人の
ファンをやっているからだ。
それでも、本来自分の引き出しになかった音楽で売れて、なおもファンをつかんでいるというのは、
本人の個性に合っていたんだろうと思うが。
本来はこの人こういう曲やるような人じゃないんだろうな、
でもステージの上では完全に自分のものにしてるよなあ・・・というジレンマが常にあって。
そのジレンマをかかえつつ、なんとか自分のやりたい方へ、両立するなりシフトするなり
できますように、と祈ってます。
GLAYの人達もかつてはすごい挫折感を味わったのだなということ、
バンドとして成功し続けるには、運だけじゃない、筋が通った意志が必要なのだなということ、
いろいろ考えさせられました。
一般の人は「実はGLAYに解散の危機があった」とか、
「TAKUROにはずっと大事に思っている彼女がいた(別れたけど)」などの内容に
興味があるのかもしれないが、
私は、音楽に対する考え方とか、バンドの運営とかについての内容が面白かったです。
だからといってGLAYの音楽を聴こうとは思わないが。
その人の人間性が好きだからといって、音楽が好きとは限らないから。
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07月27日(日)
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