ID:633
TAKANORHYTHM
by Tomoe
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■オトシマエと苦悩
アンダーカバーは余計なものにしか過ぎないのかな、と思ったり。
それもまぁしゃーないかな。
自分でも、アンダーカバーのアレンジが全部はまるかどうかは疑問です。

<10年を締めくくる大きなものが自分には必要だと思ったんですよね>
<既存のアルバムとは全く違うんだってことをアピールしたくて、
 アルバムのパッケージも随分違ったテイストになってるんです>

正直ちょっとツライっす、タカノリさん(笑

楽器をやってる人はぜひコピーしてほしい、か。
T.M.R.をコピーって、なんか違和感ある(笑
一般的にはT.M.R.ってバンドサウンドじゃないもん。
エイネでバンドを連れて行ったら驚かれたりして(笑

アンダーカバーの凄いところは、近年のヒット作であるINVOKE、ignited、
最新のオリコン1位曲vestigeがことごとく入ってないところ(笑
普通ならベストには、人気があったシングルは漏れなく入るものなのに。
ファンに投票させたら、そのへんの最新の種系曲が入らなかった(笑
ヒットした1、2曲じゃなく、たくさん好きな曲のあるファンこそ楽しめるはず。
「今までとは違う」ってものになればいいねえ(´ー`)

そして、白黒ページ「THE ROOTS」連載2回目。
T.M.R.デビューからブレイクに至る流れについて触れています。
当時は言えなかったT.M.R.の光と影を年代順に率直にまとめた文章って初めてじゃなかろうか。

周りの人も、こんなもん売れるわけないと思ってた。
タイアップ曲は普通はデモが先にあるものだけど、ストックがゼロだから、
話がきてから曲を作ってた。
当時一緒にプロモーションしてたスタッフが「負け組」だったから、
負のエネルギーみたいなものがガッツにつながってた。

(アンティノスはソニーからはずれた人たちが作ったレーベルなので、
 西ちゃんがヒットしてなきゃもっと早くつぶれていたろうという話をききます)

T.M.R.のキャラクターが明確になったのはテレビのおかげ。
デビューから出してもらったのは「ポップジャム」だけだから、
司会の話を受けたのはその頃の恩に応えるっていう意味もある。

テレビに出て顔を知られるようになると、周囲の態度が一変した。
(こういう経緯があるから、タカノリの人を見る目はかなり冷静で辛辣なんだろうなぁと思う)

ライヴをやるたびにギャップが広がる。
「おまえら」ってステージで言うと、
「そんなに高いところからモノを言う人とは思わなかった」なんて言われたりする。

↑これは私もファンになった頃リアルで経験してまして、
「おまえ」なんて失礼な!みたいに書いてる人をネットで見て、
アホか、そんな奴はアイドルのコンサートでもいっとけ、と思った経験があります。
今はそういう人も減ってやりやすくなったと思う。

「楽しくて、かわいらしいT.M.R.」という役割を果たすことは、
彼にとって予想を超えた苦悩となってしまったのだ。
そしてその苦しみは、ビジネス的な成功とは裏腹に、その後もずっと続くことになる…
てところで今回は終わっています。
うわぁ、痛い・・・。

きっと、ブレイク期の西ちゃんの面白さ、かわいさに惹かれて寄ってきた人の中には、
イメージと違ってすぐ離れた人も多いだろうなあ。
-eの封印解除チケが余ったので、「かわいくて好き」って言ってる一般の子に譲ったら、
その後連絡が途絶えたりした(笑

私は、タカノリのトークを見ても「この人、おもろいなぁ」くらいしか思わなくて、
その後、スタジオで歌うところを見てすごく衝撃を受けてはまったクチ。
喋るときの愛嬌のある表情と全くちがう、必死の表情とか、
飢えたような強い目線が印象的で。
最初から、タカノリの「ギリギリでやってる痛さ」「後に引けない覚悟」みたいなものを
無意識に感じ取ってたのかもしれなくて、
だからイメージの違いに驚きはしても、離れることはなく続いたのかもしれない。

turboはT.M.R.じゃなく西川貴教個人のファンクラブ。
もともとT.M.R.はタカノリの活動の一面で、すべてじゃない。

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12月03日(土)
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