ID:633
TAKANORHYTHM
by Tomoe
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■ぱち★ないと
そのうえ6月にミニアルバムが出ることが判明しました。
どんだけ作曲してんねん。


<読書日記>
「黒山もこもこ、抜けたら荒野」(水無田気流、光文社新書)

またも日経BPのレビューに従って新書を購入。2日連続(笑

郊外の平凡な新興住宅地で育ち、学校を卒業してOLになり、
その後大学院に入りなおした作者(女流詩人、社会学者)による現代社会論。
小さい頃に高度成長期の終わりごろを経験し、
バブルを目撃し、氷河期を経験し、現在格差社会を体感している。
西ちゃんと同い年の生まれ。
いろいろと読んでて身につまされました。

昭和から平成へと移り、社会構造がガラッと変わってしまいました。
それでも私たちは昔刷り込まれた「普通な生き方」という呪縛にとらわれたまま、
時代が変わっても意識を切り替えられずにいる。
「お父さんがサラリーマン、お母さんは専業主婦、子供はだいたい二人」てな
昔の平均的普通の家族を無理なくこなすのは現在ではかなり難しいです。
親がいつリストラされるかわかんないし、教育費も高いし…

この作者の方の感覚は、私にはとても理解しやすい。
子供の頃の話で、周囲の女の子に溶け込むため、
好きでもない「花の子ルンルン」(アニメ)を見て、
内心では「セルジュさんよりスレッガー中尉のカッコ良さについて語りたいのになあ、
チクショウ」と思っていたというエピソード。
笑ってしまいました。
セルジュさんってのは確かルンルンに出て来る王子様的なキャラで、
スレッガー中尉は1stガンダムに出て来るちょっと軽い(でも戦うときは男っぽい)、
王子様とは程遠い軍人キャラだったはず。
確かにこれじゃ同世代の女の子たちには溶け込めまい( ̄ー ̄)

同じテーマを語っても、自分に通じやすい言葉を使う人とそうでない人がいて、
この作者は通じやすかった。

西ちゃんがMCで「昔はノストラダムスの予言で1999年でみんな滅ぶと思ってた」とか言ってたっけ。
若者はみんな笑うけど、そういう風にリアルに思ってた人は多いです。
私も99年になったら全部終わっちゃうかも…てぼんやり考えてた。
でも世界は滅びなくて、私たちは年をとってしまいました。
変な感じです。

もう遅いから、週刊ダイヤモンド「働き方格差」は明日読もう。

03月04日(火)
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