ID:633
TAKANORHYTHM
by Tomoe
[410995hit]

■(4/22 0:50)トミー & いってらっしゃい!
ロック畑の人じゃないので、歌い方がロックっぽくないのはしょうがないとして。
全くセリフのない歌だけの演技なのがかえってよかったかもしれません。
三重苦の演技は大変そうでした。口きけないから物みたいに扱われたりして。
たまに、マイケル・ジャクソンみたいに「アオッ!」とか言うのはやめてほしいが( ̄ー ̄;

母役の高岡早紀は、歌はイマイチだけどスタイルがよくて、
ウェスト位置の高いワンピースがよく似合ってました。
最初のシーンが彼女の結婚式で、
「うわ、すごい若作り(笑)」と思いました( ̄∇ ̄;

いかにも正統派のミュージカル俳優らしいトミー父役の人と、
ロックな歌い方がすごく決まってたアシッド・クイーンが韓国の人だったので、
ちょっとびっくりしました。

この芝居によく合ってたのはローリー。
変なウィッグも、派手な衣装もノープロブレム(普段からメイクが…)。
もともとトミー大好きらしいので、生き生きしてました。

個々の曲はいいと思うし、役者さんもけして悪くない。
が。ストーリーとか世界観がやっぱり日本人には受け入れ難いと思いました・・・。

幼いときに親が与えたトラウマのおかげで三重苦になる少年が、
ピンボールの才能を見出されてスターになり、
今度は病を克服してカリスマにまつり上げられ、
その後、また坂を転がり落ちる…。
後半は宗教を思わせるストーリーですが、どうしても唐突に感じられます。
もともとがコンセプト・アルバムから作ったものだから、整合性はなくて当然なんだろうけど。
ストーリーの重要なファクターであるピンボールも現代日本人にはなじみがないと思うの。
時代的にも、国籍的にも、そして音楽的にもベースが違う。
この内容では、ザ・フーのファンか出演者のファンじゃないと
食いつかないんじゃないかなぁ。

そのせいか、いまだに大阪平日公演は(千秋楽も含め)割引価格で購入できます。
いつもの新感線の演目なら、ドラマシティが埋まらないなんてありえない。
東京の日生劇場も平日はかなり空席出たそうですし。
劇団(演出家)のファンはいつものようには集まらず、
役者のほうもそんなに熱心なファンがいる人は少ない。
ストーリーもなじみづらい。
いのうえさんが演出して変わったところも、よくわからない。
ブロードウェイの作品は、あまりいじれないらしいから。
昔の映画や、ブロードウェイ版を知ってる人には、いろいろ思うところあるんだろうけど。

一番楽しかったのは、カーテンコールの2曲ミニライヴでした(笑
東京の最初のほうはなかったそうだけど、途中から付け加えたらしいです。
客もスタンディングで手拍子して、楽しかった。

もともとは、盛り上がるシーンでお客が立ち上がるようなステージをイメージしてるみたい。
が、私はあの作品では立つ気にはなれなかったです。
アッパーな曲もありますが、その前後のストーリーがけっこうキツイ。
殺人、障害のある少年への性的虐待、幼児虐待、麻薬…。
軽く味付けしてるとはいえ、やっぱり見ていて気持ちいい内容ではないですし。
シーンが変わったからといって、突然立ち上がって盛り上がれる空気じゃない。
WE WILL ROCK YOUみたいな雰囲気なら、気持ちよく盛り上がれるんですけど。
ブラックジョークみたいなのはちょっと無理。

カーテンコールは、ローリーがギターを持って出て来て(さすが本職)、
出演者が勢ぞろいしておのおの勝手に踊り、マイクを取って自由にサマータイム・ブルースを歌う、
ものすごく自由な雰囲気でよかったです(´∀`)
(こういう内容だと高岡早紀なんかは入れなくて、袖に隠れたりしてた)
やっぱり、ロック好きなローリーやアシッド・クイーンが目立ってました。
新感線の右近さんも。
最後の曲「ピンボールの魔術師」では中川くんも客席に飛び降りて走り回って歌ってました。
「大阪、サイコー!!」と5回くらい叫んでたが、お客はフツーだったよ( ̄ー ̄;

とにかく、この主題は私には合いませんでした。

[5]続きを読む

04月21日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る