ID:633
TAKANORHYTHM
by Tomoe
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■EAT THE TELEVISION
  「俺達はこんだけやってるんだから、お前らがどうあろうと構わない!」
  という孤高の印象を受けることもあった。それがいつしか
  「俺達はこんだけやってるんだから、お前らもどれだけのもんか見せてみろ!」と
  マイクを向けて求めてくるように変わってきたと思う。

客も成長してバンドも成長した、そう見えるってすごく嬉しいことだ。

「お前らがロックを良くしたんだ!」という打ち上げでのウエノ発言に、また触れられてる。
これはデビュー時のチバ発言(お前らがロックをダメにしたんだよ)を受けたものだってすぐわかるが、
それを覚えていてちゃんと返すウエノの気遣いがすごい。
真夜中で鹿野氏も言ってたが、この人たちは人間的にあったかくて、
憎めないところがあるから、また支持されるんだよなぁ。
「イカしたお行儀の悪さ」って表現、ぴたっとはまる。
無茶をするかと思えば、すごく優しかったり、ウィットに富んだことを言って、
皆をうならせる。
あまり、こういう人ら(しかも複数)っていないんじゃないかなぁ。

「日本人がロックンロールバンドをやるひとつの理想形だった」という
感想に、また涙が出た。
けしてライヴ歴が長いといえない自分がそういう人らに出会えたのは本当に幸運だったなと。
教えてくれたTちんありがとぅ。

同じサイトの別のレポより。

  政治的なステイトメントを示すこともなければ、 革命を夢見ることもないが、
  音楽そのものがまさに『メッセージ』として胸に届いてくる。

たぶんこういうところがミッシェルの好きな点なんだ。
どうも、何かを変えたいとか、世界をどうしたいとかいう話は好きじゃない。
気持ちはわかるしそれもありなんだけど、自分は合わない。
青春疾走系パンクロックみたいな、変に前向きなのも受け入れられる年じゃないし、
そういうのに感動する素直な性格でもない。

励ましも癒しも赦しも別にいらない。そんなものは与えられなくても自分で探しに行く。
世界を変えたくもない。革命なんていらん。
ステージの上の人に求めるのは、ただ熱く、自らの臨界点を見せてくれることだけ。
何も考えずただ「カッコイイ音」に酔っていたかった。

最初のレポの人が言う。
「最後まで誠実な、悪く言えば本当にバカ正直なバンドだったと思う。」
ああそうか。
私って、バカ正直で不器用な人が大好きらしい(苦笑)。
それでミッシェル好きなのかな。
器用に立ち回ったり妥協したりしない、状況によっては敵を作りかねない、
でも信じた人のことはけして裏切らない。そんな印象。
ファンのことも絶対裏切らない、その確信は最後まで変わらなかったな。

余計なセンチメンタルを吹き飛ばすロックンロール・パーティー。
あの幕張の空気は忘れない。

寂しいし、悲しいんだが、ときたま、心から「いいもの見せてくれてありがとう」
「一緒の時代にいられてよかった」と思う…。
なんなんだろね、この気持ち。複雑。

10月27日(月)
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