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遊戯王感想とか雑文とか(遊戯王の謎)
by 遺跡馬鹿
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■決闘王トーナメント見学
新宿NSビルで行われた「決闘王トーナメント」を見学してきました。

今頃告白するのも非常に恥ずかしいのですが、私は「遊戯王カード」を一枚も持っていません(^_^;)。
そのため本格的にデッキを組んで遊んだことがありません。
つまりゲームに関しては、シロウト同然なのです。

そんな私が初めて生決闘を見学するのですから、よく分からないことが多かったです。
おまけに一人で行ったため心細く、緊張しっぱなしでした(^_^;)

「こりゃなんだ?」と思ったこと。(今は分かったけどね(*^_^*))
・テーブルに敷かれた「ランチョンマット」
・なんでサイコロ?
・ビニール袋に入ったカードたち…
女性デュエリストは一人もいませんでした。
見渡す限り、男ばかり…、大きいのやチビッコイのや…。

「ふ〜む、なんだろう…」なんて考えていると、係員によるルール説明が始まり、2時ちょうどに決闘が始まりました。


すると一斉に、「ども!」とか「握手」とかが始まり、「囲碁のようにおねがいしますって言うんだねぇ」とか、私が感心していると、デュエリストたちはカードをシャッフルしたり、なんか並べたり…。
その手はまるで銀行員が万札をさばくような手つきで、早い早い…。

っか、「もう始まってるの?? えっ、これで決闘してるの?」 と…。
私は「カード、ドロー」って言うのかと思ってたから、無言で決闘していることが、なんだかシックリこない。
静かすぎる…。そして早すぎる…。
目の前のデュエルは10分で3ゲームをやり終わり、早々に席を立ってるし…(^_^;)
「オレのターン」って言わないんだ…。
「そいつはどうかな…」ってセリフは…。
カードをドローする時もポーズとったりしないんだなぁ〜。
当たり前だけど、場にモンスターの映像が出ないのは寂しいモノだ…
私の思惑と関係なくデュエルは進んでいくのでした。


金縛り状態で見学を続ける私の目に、ある男の子が飛び込んできました。

一人だけ雰囲気が違うのです。
美形ではないけど、プライドがいかにも高そう…。
黒いTシャツにツンツン堅そうな髪が、なんとなく王様っぽい(*^_^*)
よく見ると右手に黒のミサンガ、左手に黒のリストバンド…。
首から「インディアンの幸運を呼ぶ網+鳥の毛」をさげていている…。

「ふ〜ん、なかなか(^^)(津田ボイス)」 と思い、こっそり応援することに決める私…。
名前も勝手に「遊戯くん」と命名(^^;)

数分後、遊戯くんも無事に一回戦を勝ち抜けたようで、さっそうと席を立つ。
その瞬間、私の目は彼のケツに釘付け…。

「えぇ〜!、カードホルダー!!!!!(嬉)」

ベルトはふつうの綿ベルトなんだけど、カードホルダーは黒皮で鋲打ちのハードなデザイン。
出場者の中で、カードホルダーをしていたのは彼だけ!

「オー、さすが!! 王様になりきっている! ウンウン、いいぞいいぞ o(^o^)o
こんな子に出会えるなんて、今日はラッキーだなぁ〜\(^_^)/」 

などと一人、心の中でつぶやいていると、もう2回戦開始。

数分後、遊戯くんは、なんとなく天を仰いだりするところから、どうも形勢は不利な模様。
心配して見守っていると、突然、机につっぷした…。
「あぁ〜、負けたんだ〜 (T_T)」
私もガッカリ…。

遊戯くん、カードを片づける手を止め、ふっと窓の外に目をやる。
そして何かを吹っ切ったかのように相手に笑いかける。
首から提げていたインディアンのアクセサリーをはずす……。

「縁起を担ぐためにつけていたのか…」

彼の必死さがなんとなく伝わってくる。

席を立ち、デュエルスペースから出る遊戯くん。
一回戦で勝った時はまっすぐ友達のいる場所へ向かったのに、なぜかグッズ売り場へ
足を向け、壁際にならべてあるカード保護フィルムなんかを見つめている…。

「くやしくて、いきなり友達には会いたくないんだなぁ…」

2,3袋、手にするとレジへ持っていく。
お金を払い、品物を手にすると、ようやく友達の待つ奥のコーナーへ向かっていった。


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07月15日(月)
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