ID:62489
遊戯王感想とか雑文とか(遊戯王の謎)
by 遺跡馬鹿
[1180547hit]

■憎しみを撃て!ブラックパラディン
それはまさしくオレたちの姿…

あの石板に記された遙か三千年前の闘いの刻印
あれこそがオレの失われた記憶のピース
失われた記憶…間違いない
その中に海馬…お前は存在する!
社長:遊戯…まさか貴様もオレと同じビジョンを見たのか?
王様:海馬オレは理解したぜ!この闘い、三千年を超え、受け継がれた宿命のデュエルってことをな!

★社長が語る「オレがバトルシティに参加した本当の理由」★
遊戯…オレは今、この場で貴様を倒し、大いなるモノを手に入れる
だがそれは貴様への復讐などという単純な枠に収まるものなどではない
オレがなぜ貴様との闘いに執着したか…オレもその答えを求め、オレもこのバトルシティを闘ってきた
そしてその答えを見いだしたのだ…
(オレがなぜ遊戯に心を乱され、愛おしさをつのらせてしまうのかを自分なりに模索していたと語る社長)

バトルシティはすべてあの石板が発端となり、幕を開けた…
そこに答えは記されていたのだ
遊戯、貴様はあの石板に記された記憶とやらを追い求め闘ってきた
それは過ぎ去った戻らない時間を過去を追い求める愚かな行為でしかない
だがオレは違う…オレにとって過去の記憶など、朽ち果てた石ころほどの意味もないのだ

幼少の頃に親を失ったオレたち兄弟は、薄汚い大人どもによって施設暮らしを強いられ、
海馬剛三郎の養子となってからは、醜い家族像と休む間もない英才教育を押しつけられた…
そして陰謀と謀略が渦巻く世界でオレはすべての実権を握った…
海馬コーポレーションの破壊と再生…復讐の後には新たな憎しみが生まれる…
オレの過去には憎しみと怒りしか存在しない…
貴様のくだらん幻想などとは違うのだ…
オレは未来にしか興味はない…過去など踏みつけるために存在する…

遊戯、貴様は過去の象徴なのだ!
それを粉砕することがオレの未来を輝かしいモノにする
デュエルキングの称号を手に入れたときにこそな…

遊戯、貴様は過去のオレを映し出す鏡だ!
貴様と対峙するたび、無力でみじめな自分を思いだしてしまうのだ!
オレは貴様という鏡を壊すことで、過去を払拭し、未来という鏡に
新しい自分を映し出すことができると信じている!!…って感じですかねぇ〜

★社長のちょっぴり悲しい人生観がつらいなぁ〜と思う王様★
王様:海馬…貴様はオレが認めた数少ないデュエリストだが、少々がっかりしたぜ
社長:なんだと!
王様:はっきり言ってやろう、憎しみ、怒り…そんなものを束にしたってオレには勝てないぜ!

社長:遊戯、オレはこの場で忌まわしい過去と共に貴様を葬り去る! 覚悟を決めるがいい!

王様:海馬よ…、過去のない奴に未来は訪れはしない
過去が積み重なって今があり、そして未来へ続いていく…
どんな過去も無意味なんかじゃない!
全ては今の…そして未来の自分へとつながっているんだ!

社長:オレは未来にしか興味はない!オレはこのバトルシティですべてを踏み越え、
デュエルキングの称号を手に入れ、さらなる高みへと昇華するのだ!

王様:海馬、廃墟に立つデュエルタワーは、貴様の心の象徴!
憎しみを重ね、頂点を極めてもそこに真の勝利はない
その先に新たな憎しみを求め、さまよい続けるだけだ!
仮にオレを倒すことができても、その先にあるのは終わりなき憎しみの連鎖!
貴様は憎しみの闇から永遠に抜け出すことはできない

社長:ふ〜ん! 憎しみと怒りこそがオレにパワーを与えてきた、すべてを支配するチカラをな!

王様:ならば貴様の憎しみと怒りを全てをオレにぶつけろ!それでオレが倒せるならば!!

オレは倒されはしない…どんな時も信じて闘う…友を、自分自身を…
そして真のデュエリストを目指す!

海馬…オレは貴様を倒す!バトルシティ…闘いのロードを共に歩んだライバルとして…そして友として!

(友…う〜ん、なんかくすぐったいですねぇ。王様の口から社長を友と呼ぶ日が来るなんて…)


[5]続きを読む

11月20日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る