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遊戯王感想とか雑文とか(遊戯王の謎)
by 遺跡馬鹿
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■遊戯王GX感想−第178話「最後の希望! 遊城十代」
その思いがカードを黒く染め、我に力を与えた…
汝ら人間にこの荒廃した世界に導こうとしているだけだ…

ははは、見よ! あがめよ! 我が世界を!
我に力を与えしは、未来を信じることができなくなった汝の仲間達だ!


■ダークネスの正体が判明しました!

ダークネスとは『人間の未来』そのもの。
力の源は、未来を信じることができなくなった心!

…だそうです…。
なんとも抽象的な正体でした(´Д`) ハゥー
っていうかダークネスの燃料が、「未来を信じられない心」だったとは…。
意外と低熱量なんだな…と、そのエコロジー感覚に笑ってしまいました。
さすが異常気象を心配するだけのことはある!


■ダークネスが十代に未来の地球を見せていました。
その真意を考えてみると…、ダークネスは人間が愛おしく、苦しむ姿を見たくないので、過酷な未来を体験させる前に人間を保護しようと計画したんじゃないでしょうか。
「救世主」発言なんかを聞いていると、どうもそう思えてなりません。
「人類救済作戦」とでも言うのかな?

でもダークネスというのは一個の人格というより、多くの人間の不安や恐怖が固まって出来上がっているようなので、彼の行動、考えは何かもっと大きなものに支配されていると考えた方がいいですね。
となると、誰がダークネスを支配しているのか…。
それは私たち人間。
十代が闘ったダークネスというのは、姿を変えた私たちってことになるわけです。
まぁダークネスの口からもその事は言われていたけれど、ああいう言い方だと焦点がぼやけちゃうから、ハッキリと自分を支配しているのは人間だと言っても良かったように思います。

未来を不安に思う気持ちは大人も子供も関係ないのですが、ユベル編で十代が大人になることを強制されたことからして、たぶんダークネスの体脂肪99%は子供たちが持っていた「不安」からでき上がっているんでしょうね。
子供の不安でできたモンスターと闘うには大人の理性、経験がないと勝てないと思います。
だからユベル編で十代に大人としての経験を積ませるために覇王にさせてみたり、カイザーに大人になれとか言われたんだろな…と、思いました。
ここにきて、やっとつじつまが合った感じです。

★十代が語るカードとの絆★
『ユベル』を除外することで『ネオス』を場に戻した十代、その執念にダークネスも感心する…

ダークネス:諦めるがいい、今更、どう悪あがきをしようとも汝に勝ち目はない

十代:もうすぐオレ達はここから出ていく…
確かにその先にはお前が言うように笑ってやりすごせないこともたくさんあるだろう…
けど、それには立ち向かっていくしかないんだ
自分の未来を切り開いていくためには…

汝は分かっていないようだな…汝には闘う強さがある
だが他の者にはないのだよ…

いや、分かっていないのはお前の方さ
オレはちっとも強くなんかない
かつてオレの心は闇に溺れ…オレの仲間はヒドイ目に合わされてしまった…
だからこそ分かったことがある
オレはそれを信じているだけだ
カードを信じる限り、けっしてオレ達は一人じゃない
闘った仲間と応援してくれた仲間と決して切れない絆で結びついている
なぜならそれこそが、たった1枚のカードに秘められた力だからだ!

みんな〜聞こえるか! オレの声が届いているか?
見るんだ、お前達が握ったカードを! 
たった1枚でいい
きっとそこにあるはずだ
そのカードを使っていろんなヤツと闘った記憶が!
最初はなんの変哲もないただのカードだったはずだ
それが誰かと闘うたびに、闘ったヤツと分かち合う喜びや悲しみ、怒りや憎しみ…
その記憶がカードには染みこんでいく
それはお前たちが頑張ってきた歴史なんだ
それこそが絆なんだ
だから信じろよ、自分たちのカードを
思い出せよ、そのカードで闘った奴らの顔を!
そいつらこそが本当に仲間さ
つらくなった時、オレ達の未来を支えてくれるカードを信じる限り、いつだって一人なんかじゃない
未来に絶望なんてするな!

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03月13日(木)
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