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遊戯王感想とか雑文とか(遊戯王の謎)
by 遺跡馬鹿
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■WJ感想−【最終話】遊闘343 遊戯 王−決闘は永遠となる!! 刻まれし魂の絆
できれば神殿内まで入っていって、王様の最後を見ていて欲しかったと思うのですが、この人はもう何もかも分かっているから、そんな必要はないんでしょうね。

王様を迎え入れる神官セトと砂漠の社長…オリジナルと生まれ変わった魂が同時に出現する不思議さも感じました。
古代エジプトでは一人の人間に「バー」と「カー」というモノが存在していると考えられていました。
便利な日本語を使うなら、『霊と魂』。
その「霊と魂」を持ち出して解釈してみると、アイテムに封印されていた「バー」は『魂』で、転生した「カー」は『霊』と言えるかな。
「カー」は魂のカバーのようなモノ。転生するのは「カー」の方なので、瀬人さんがセトの記憶を受け継いで転生したことからすると、神官団は「カー」と「バー」にちゃんと分裂してから封印されたと言えるかな。
王様は魂が分離する前に封印されたのでまだ未分裂。
これから「バー」は楽園へと導かれ、「カー」は転生の準備をするのではないかと思ってます。


■最後に「優しさ」について。
表くんから教わったと王様は言うけれど、私は王様の中に眠る優しさを逆に表くんが学んだと思う。
「ボクは弱虫だから…」と卑屈になる心を抱き留め、導いてくれた王様の優しさが、表くんの中に眠る強さや優しさを引き出したんだと思う。
王様が表くんに感謝しているシーンを見て、「相変わらず自分の素晴らしさが分かってないなぁ〜」と彼を微笑ましく感じてしまいました。

そして王様に愛を教えたのは、身勝手な意見で申し訳ないが、「海馬瀬人」だとやっぱり思う。
この人の愛は厳しくて、思いやりのカケラも見えない時もあるけど、この愛に引きずられたからこそ、王様は前へ進むことが出来たと思う。


まったく骨の髄まで海闇で申し訳ないが、この愛を抜きにして遊戯王は語れないので、ゆるしてたもれ。

03月09日(火)
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