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遊戯王感想とか雑文とか(遊戯王の謎)
by 遺跡馬鹿
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■第178話 「アトランティスの悲劇」
★先週に続き、オレイカルコスが見せる幻影の世界に迷い込んだ総帥サマ&夫婦★

■ダーツさんが語るアトランティスの姿(とりあえずご紹介)

聖なる水の都…アトランティス
アトランティスは素晴らしい都市だった…
私が王となる遙か古(いにしえ)より、人々は大地の精霊とチカラを合わせ
自然と人が調和した実り豊かな都を作り上げた…
そこには質素だが無理もなく欲もなく、満ち足りた生活があった
だが…ある時…
(ドカンと山が噴火! マグマがダラダラと麓へ流れていく)
黒い巨大な龍が大地より生まれ、太陽を飲み込んだ
(ひゅーと町中に飛んでくる火山礫(かざんれき))
オレイカルコスが生まれた…

オレイカルコスはこの星が我々人類に与えた宝物
最初は誰しもがそう思った…
なぜならそれはエネルギー、医療、工業製品、あらゆるモノに利用できる奇跡の物質だったのだ


★オレイカルコスって隕石じゃなかったんだね…。残念デース。

社長:地球内部から噴出した未知の物質

未知の物質…石と決めつけてはいけないんですね…。
それにしても便利な物質です…。
医療にも工業製品にも利用できるそうですが、工業製品ってなんだろう?
光を集める性質があるとか硬いとか…。医療ってことは粉末にして飲んだりもできるのかな…(^_^;)
なんだかよく分からないけど、持ってるだけで金運も上がりそうだ…。

私が王となる頃にはアトランティスの文明は高度に発展を遂げていた
しかし…気づかなかった
私も…私の父…アイアンハートも…
静かにゆっくりと人々の心が腐り始めていることに…

王様:お前とアイアンハートが親子ぉ!?(どぁぁぁ〜大ショック!!)
社長:オレイカルコスが人の心を腐らせたというのか?

そうだ…安易に欲望を満たしてしまえる環境…そこにこそ人が拭えぬ心の闇の温床がある
それは今の社会とよく似ている…
世界は物質で溢れ、あらゆる便利さと引き替えに人は大地と精霊の恩恵を忘れた…
人は真実を見抜く想像力と豊かだった感情を失ったのだ
奢った人間ほど残酷な生き物はない
(突然、アトランティスの大地にバゴーンと爆発の映像)
争いは絶えず…、そして異変は突然訪れた!

突然、鬼に変身する街の人々!!
宮殿内…ダーツさんの女房が苦痛の声をあげる! その腕がゴツイ鬼の手に変化した!!

ダーツ:イオレ! どうした!? イオレ!!

逃げる女房…追うダーツさん!!
だが、その先で待っていたのは、美しい女房ではなく、自分に牙を剥く醜い鬼だったぁぁぁ!
その姿を見たダーツさん、ためらいもなく一刀両断!
妻を切ったという罪悪感よりも、この騒動の原因をあれこれ思案していると、噴水の水が輝き出す。
水中からオレイカルコスを拾い上げると同時に意識は宇宙空間に飛ばされ、そして地球から啓示を受ける


私はスベテを悟った…
オレイカルコスは奇跡の物質ではなかったのだ
それは人間の心の闇を増幅し、その内部に取り込んで新しい生命を生み出していた
オレイカルコスとこの星が我々人間を試すために作りだした呪いの物質…

人間が自らの心の闇によって自らを滅ぼす…
オレイカルコスとはそういう物質だったのだよ


父:ダーツ!! オレイカルコスを捨てるのだ
文明は後退する…しかしそれで良い
昔のように精霊と共に生きた、質素な生活に戻るのだ! ダーツ!!
息子:もう手遅れですよ…父上
今更オレイカルコスを捨てた所で、人は元には戻れない…
父:ダーツ…

父上…私は悟ったのです!
私はオレイカルコスの中にこの星の声を聞いた!
なぜ人間だけがこの地上でこれだけの優れた知恵を…想像力を与えられたのです!?
それは…人こそがこの星を守る存在となるためですよ…
地球はオレイカルコスで人を試した…だが結果は不合格だった
そこで地球は私に使命を与えた…
オレイカルコスの神を降臨させ腐敗した人間共を滅ぼし、新しい人間を作り上げる…という使命をね…(ニヤリ)
そして私はそのためのチカラも授かった…

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11月06日(木)
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