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KAMMYの日記
by KAMMY
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■ロッテ・優勝阻止できずの歴史
▽敗 伊良部31試合8勝7敗1S
▽二塁打 石毛2、ホール、定詰、鈴木健2▽犠打 平野、田辺
▽犠飛 愛甲▽盗塁 ホール(19)▽失策 伊良部
▽試合時間 3時間25分
 【評】西武が6試合ぶりに勝ち、リーグ4連覇を決めた。2−2の4回、鈴木健が左中間二塁打、田辺の投前バントは伊良部の一塁悪送球を誘い無死一、三塁。一死後、笘篠の緩い三ゴロの間に勝ち越し点を奪った。

 西武は石毛の二塁打などで2点を先制したが、ロッテの反撃に苦しんだ。2回に今季二度目の先発藤本が同点とされた後の二死1、2塁は鹿取が救援し切り抜けた。その鹿取は5回無死一、二塁を、3番手の工藤は登板直後の6回無死一、三塁のピンチをしのいだ。8回二死一塁からは潮崎を投入、1点差で逃げ切った。

<ロッテ・八木沢監督> 一番の戦力差はバッテリー。左の杉山の加入が大きい。デストラーデが抜けたが、今年の西武は大きな波がなかった。

<今までにない喜びだ/西武・森監督の話>
 喜びというよりほっとした。苦しんで戦ったペナントなので今までにない喜びがある。選手もほっとしただろう。今年は石毛、辻が引っ張ってくれた。投手の踏ん張りで最後まで来られた。長らくお待たせしました。ご心配をお掛けしました。

◎苦しみ抜いた王者西武/薄れた勝利への執念/ベテラン勢が窮地救う

 「こんなときはじたばたしたらあかん」。森監督がこうつぶやいたのは8月24日、オリックス16回戦(神戸)の試合前だった。

 チームは日本ハムとの東京ドーム対決で3連敗し、最悪のムード。緊急事態に先発は登板間隔を中5日に縮めた郭が有力だった。しかし、森監督は「4日前から決めていた」という藤本を予定通りマウンドに送った。

 結果はサヨナラ負けし、2位に転落したが、続く2試合はローテーション通り、郭、石井丈が完投勝ち。ズルズル行きそうな局面で先をにらんだ森さい配は当たった。西武にとって最大の危機だった。

 「藤本に代えて中5日で郭という手もあったが、そんなことをしてたら、長いペナントレースは乗り切れんぞ」。土俵際に追い込まれても、決して慌てない。これが森監督の真骨頂である。

 周囲は勝って当たり前という。しかし、今年は例年以上に厳しい戦いだった。

 3年連続本塁打王のデストラーデが抜け、秋山、清原には一層の飛躍が求められた。しかし秋山はこれまでの殻を破ることはできなかった。清原はタイトル争いにさえ加われない。キャンプで見せたはつらつとした動きの清原を見て「今年はやってくれそうだ」と言った指揮官の期待もシーズンが進むにつれてしぼんでいった。鈴木健を筆頭にした若手も伸び悩み、定位置定着までいかない。今年も石毛らベテランに頼る打線だった。

 チャンスと見れば大技、小技を駆使して得点し、相手の反撃意欲を喪失させた波状攻撃が今年はあまり見られなかった。「試合では追い付くのが精いっぱい。これが現状だよ」。森監督はシーズン中、何度となくこの言葉を口にした。

 投手陣にもほころびが見える。昨年のMVP、石井丈は安定感を欠き、9月は勝ち星なしに終わるなど、負けが多い。郭も勝ったり負けたり。先発組で安定していた工藤、そして鹿取、潮崎に新人杉山を加えた3枚ストッパーの働きが大きく浮かび上がってくる。

 選手から燃えるような勝利への執念が伝わってこない。なぜなのか。「勝つことへの慣れから来る慢心や、薄れていく優勝への感激なのか」。自問自答する毎日。答えが出ない難題に“常勝監督”が「最近は眠りが浅いよ」とこぼしたのは9月も下旬に入った時だった。
 それでも、他球団を大きく上回る戦力、レベルの高い野球、勝負どころでの集中力などで今年も勝った。“年俸1億円軍団”の面目は保った。ただ、マジックナンバーが1になってからのもたつきぶりは今年の西武を象徴していた。
「チームにとっても自分にとっても越えなければならない壁」という初の4連覇は、まさにいばらの道を乗り越えた結果だった。

09月25日(水)
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