ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■「著者の方って、アマゾンのレビューでついた1つ星をすごく気にする人が多いんです」
『TVBros。 2009年13号』(東京ニュース通信社)の記事「『ウェブはバカと暇人のもの』著者と編集者がネットと自身を丸裸!〜赤裸々全裸対談」より。
(『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)の著者・中川淳一郎さんと光文社新書の編集者:柿内芳文さんの対談記事です。中川さんは、以前『TVBros。』の編集者として活躍されていたそうです)
【柿内芳文:最近、デキ婚した友人の話なんですが、彼は子供の名前は普通がいいって言うんです。ネット社会で匿名性が保てなくなるからって。
――それはなんだかひどい話ですね。
中川淳一郎:名字が”鈴木”だったら”一朗”にしろと。そうすればマリナーズのイチローが代わりに引っかかってくれる。なんで自分の名前を捨てなくちゃいけないのか? 本来自由だと思っていたネットが、これほどまでに不自由なものになるとは!
(中略)
中川:自分がもし毎日セックスしていて、年収が高くて忙しかったら、ブログだの書き込みだの誹謗中傷だのはしない。現に今、俺はモテモテだし年収も高いから…
――ブログをやっていないんですね。
中川:そう。タレントは、たとえば新婚アイドルだったら、毎日作った料理をアップしていたらママドルとしての仕事が来るかもしれない。芸能人は自分の経験が金になるからね。でもそれと同じことを一般人がやってどうなのか?
柿内:そうだ!
中川:お前らが盛り上がるのは”草Kネタ”だろ!? 結局、テレビが作った情報だ!
柿内:テレビで話題になると、2ちゃんねるにすぐスレッドが乱立します。なんだかんだ今でもテレビなんです!
(中略)
中川:暇つぶしとしてネットをやっているだけならいい。ただ、ネットがプロの価値をおとしめているのが許せない。プロが書いたものに対して「俺もできる」とか「そんなの前から知ってた」とか言うな! じゃあお前書けよ!
柿内:その通り!
中川:そしてプロはいちいちネットでの評価を気にすんな!
柿内:著者の方って、アマゾンのレビューでついた1つ星をすごく気にする人が多いんです。ネットがあることによってスル―できなくなった。
中川:本来、目に見えてなかった戯言が、ネットによって簡単に見えてしまうようになってしまったからね。
柿内:僕も編集者になりたての頃は検索ばっかりしていましたけど、今は真に受けなくなりました。いい評価だけを見ればいいんだと思います。
中川:”テレビブロス”スペース”おもしろい”とか”最高”とかで検索すればいいんだ。いちいち客の反応に振り回される必要はない。
柿内:とあるコンビニ店長から聞いた話ですが、ある客から「おでんを買って車に乗ったら、おでんがこぼれてしまった。土下座して謝れ!」って言われたんですって。
――すごい言いがかりですね。
柿内:それでその店長は土下座しちゃったんです。僕が「よく土下座なんてできるなあ」って言ったら、店長は「土下座で済むなら…」って言ったんです。一回そういう風になるともう麻痺しちゃう。
中川:いい加減、日本人は三波春夫とスマップの呪縛から解き放たれるべきだ。もっと謙虚になれ! そして、いいサービスには自信を持て! 作り手はもっとプライドを持て!】
参考リンク:『ウェブはバカと暇人のもの』(琥珀色の戯言)
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中川さんと柿内さんが全裸(もちろん局所は隠されていますが)の写真入りで登場している、この異色の対談記事。『ネットはバカと暇人のもの』も既読でしたので、興味深く読みました。この対談の内容も、その新書の内容の焼き直し的な部分が多かったのですけどね。
『ウェブはバカと暇人のもの』なんて扇情的なタイトルを目の前にすると、ネット大好き人間である僕は、憤りを感じずにはいられないのですが、実際にここで2人が語っていることは、「ネット社会の一面の真実」ではありそうです。
「検索避け」のために、有名人と同じ名前をつけろ、なんていうのはさすがに乱暴だし、「有名人と同姓同名」っていうのもけっこうストレスになりそうですが。
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07月12日(日)
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