ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■世界各地でジョークの”標的”にされている日本人
「週刊SPA!2007/1/23号」(扶桑社)の「SPA!RESEARCH〜海外で遭遇した『日本人差別』の実態」より。
(ベストセラーとなっている『世界の日本人ジョーク集』の著者・早坂隆さんが語る「なぜ日本人は、外国人から揶揄されてしまうのか?」というインタビュー記事です)
【これまで日本人が被った海外での差別体験を見てきたが、世界中で交わされるジョークでも日本人は諸外国より揶揄されているようにも見える……。世界50か国を訪れてジョークを集め、70万部の大ベストセラーを記録した『世界の日本人ジョーク集』(中公新書)の著者・早坂隆氏に、その実情を聞いてみた。
早坂「実は揶揄されているばかりというわけでもないんです。人種からくる行動の違いを笑いのネタにする”エスニックジョーク”では、アメリカ人=自慢好き、イギリス人=堅苦しい、ドイツ人=真面目、フランス人=女好き、ロシア人=酒好きというのが定番。日本人は金持ち、ハイテク、勤勉というイメージで、確かに笑いのネタにされていますが、同時に一定のリスペクトも受けている。例えば、いまだ根強い金持ちのイメージも、拝金主義を揶揄される一方で、経済大国としての羨望を集めてもいる。今の日本人は不景気だとボヤきますが、世界から見れば十分裕福です。餓死者が出る国すら少なくないわけだし……」
日本人がジョークのネタにされる理由はほかにもある……。
早坂「よく言われているように、和を尊び、総じて控えめな集団生活の民族性は、すぐ謝る、お辞儀をする民族としてジョークにされやすいんです。実際、とりあえず”Excuse me”から会話に入る日本人は多いですし。日本語の『すいません』の意味で使っているんでしょうが、欧米人から見れば突如として謝っているよう。しかも、個人主義の欧米では、謝ったら負けみたいな考え方もあるし、余計に奇妙に映る……。その分、民族としてキャラが立っているからネタになるんでしょう(笑)」
世界各地でジョークの”標的”にされている格好の日本人だが、
早坂「アジアの国では、ジョークのネタになるのは中国と日本くらい。でも、いわば世界からその存在を認められているということでもある。将来、日本人ジョークがなくなったとしたら、そのほうが、国としてはマズいんじゃないでしょうか」】
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まあ、ジョークのネタにされるのは、確かに「有名税」みたいなもの、なのかもしれませんね。かなり歪められたものであっても、世界中で「日本人」という民族が認知されているというのは、けっして悪いことばかりではないはずです。「ネットの某巨大掲示板で悪口を書かれまくっている芸能人」と、「某巨大掲示板で話題にさえものぼらない芸能人」とでは、どちらが成功しているかと言われれば、やっぱり前者のほうですしね。もちろん、個々の悪口に関しては、ムカついたりイヤになったりすることも多いのでしょうけど。
実際は、僕がこの早坂さんの話を読んで、「酒が飲めないロシア人だっているだろうに」と思ったように、こういう「民族性」っていうのは一種の象徴的な記号みたいなもので、どこの国の人も「国民全員がそういう人」だとは考えていないのではないでしょうか。でも、何年か前に、アメリカでのインタビューで、「日本にはまだニンジャがいる」と真顔で答えていた人を観たので、そういう「先入観」とか「典型的なイメージ」といのは、なかなか払拭できないものなのかもしれませんね。そもそも「金持ち、ハイテク、勤勉」というようなイメージは、ジョークに登場するキャラクターとしてはかなり感じ悪そうですが、「金持ち」や「勤勉」であることそのものは、けっして悪いことではないですし、あまりこだわりすぎないほうが良いのかも。
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02月06日(火)
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