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活字中毒R。
by じっぽ
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■山本モナバッシングと日本社会の「息苦しさ」
「活字中毒R。」2006年総集編はこちらからどうぞ。
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「週刊SPA!2006.11/14号」(扶桑社)の鴻上尚史さんのコラム「ドン・キホーテのピアス・592」より。
【気がつくと、『タモリ倶楽部』のエッチなテーマの時には、必ず呼ばれるようになっていました。
(中略)
今年(注:去年のエッセイなので、2006年)の5月に、その『タモリ倶楽部』で、「エロかしこいMCオーデション」という企画がありました。
倖田來未さんの「エロかっこいい」に対抗して、「エロかしこい」女性司会者を探そうという、きわめてバカバカしい企画でした。
そこに、大阪から来たばっかりの山本モナさんが参加していました。もっとも「エロってことで、いろんな事務所から断られた(笑)らしく、参加者は全部で二名、オフィス北野所属の江口ともみさんと山本モナさんだけだった、というのが、いかにも『タモリ倶楽部』でした。
番組は、じつにくだらないエッチな質問を続けながら、どちらが「エロかしこい」に相応しいかを競い、僕を含めたゲストがいろいろコメントし、結局、二人とも合格、でも、二人とも「エロかしこい」という称号(?)を辞退する、なんていうオチで終わりました。
その時のモナさんの印象は、”大柄な美人”なんてものでした。エッチな質問にもサバサバした口調でズバズバと解答し、色っぽいというよりあっけらかんとした姐御肌っぽい感じがしました。
恋愛もセックスもとことん楽しむ、ラテン的な気質の人なのかと感じました。
そんなモナさんが、代議士さんとキスをして、ずっと番組を休んでいましたが、とうとう、降板が決定したようです。
この前、誰かのコラムで、「代議士が支持者や家族に謝罪していたのが不誠実だ。代議士は国民の税金をもらっているのだから、国民に謝罪すべきである」なんて書いてありました。
でね。こういうスキャンダルが問題になると、いつも僕は、フランスのミッテラン元大統領のエピソードを思い出すのですよ。
あなたも知っていますよね?
ミッテラン元大統領には、愛人と子供がいて、大統領に就任しいてしばらくした時、記者との懇談の中で、「大統領には、愛人と子供がいらっしゃいますよね?」と聞かれて、「ええ、それがなにか?」と答えたという有名なエピソードです。
じつは、その後、大統領は、この愛人と子供を大統領官邸に住まわせているのです、でも、フランス人は、誰も問題にしなかったのです。
というか、マスコミは報道そのものをしませんでした。それは、同じように愛人の子供がいる日本の”大物政治家”のスキャンダルを決して報じないという恐怖からの”報道管制”ではなく、仕事をちゃんとしていれば、プライベートは問題にしないという”哲学”からです。
(中略)
で、モナさんですよね。
きれいなキスシーンだったじゃないですか。夜の街の灯に浮き立つような、見事に演劇的な形でした。なかなか、狙ってできるポーズじゃありません。男も女も、ちゃんと観客から顔が見えて、なおかつ、形だけではなく、色っぽく陶酔している、理想的にドラマティックなキスでした。
こういうキスができる人を、通常のつまんない論理で責めてはいけないと思うのですよ。
もちろん、『ニュース番組』のキャスターなんだぞ!という突っ込みはあるでしょうが、ぜひ、再起して、男女関係とか不倫とかを艶やかに語るキャスターになって欲しいと真剣に思いますね。
だって、そうすることが、結果、日本人が世間から感じている息苦しさを減らすことになると僕は思っているのです。
こういうスキャンダルに対して、日本人は「本音と建前」を使って生き延びてきました。それが、日本人のいい意味での”いいかげんさ”だったはずです。】
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01月02日(火)
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