ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■「ランキングに参加中!」
「ブログ進化論」(岡部敬史著・講談社+α新書)より。
(「ランキングサイトは面白くない?」という項より)
【面白いブログの探し方は、この「好きなブログのお気に入りを見る」というのが、王道の正解だと思うのだが、「ブログのランキングサイトに面白いブログを探しに行けばいいのでは?」と思う人も多いだろう。
ブログのランキングサイトには、ブログプロバイダが提示しているようなアクセス数によって序列を決めるものだけではなく、各自のブログからそのランキングサイトへ誘導した数によって序列を決めるものがある。
「ランキングに参加中! 面白いと思ったらクリックしてください!」
こういった表示を見たことがあると思うが、これがこのタイプのブログランキングに参加しているブログである。ここで指定のアイコンが何回クリックされたかによってランキングが決定されるわけだ。
このランキングサイトでは、文字通り多くのブログが順位付けされているので、上から順番に見ていけば面白いものが見つかりそうに思える。
しかし、こういったタイプのブログランキングでも、それほど面白いブログに出会えないのが現状だ。もちろん、なかには興味深いブログも数多くあるのだが、全体的に見るとその総体的な質は決して高いとは思えない。
それは、「ランキングに参加中! 面白いと思ったらクリックしてください」というちょっと主張の強い掲示をしなくてはならないことに起因していると思う。
僕は編集の仕事をしている関係で多くの人の原稿を読むのだが、ライターとして原稿の上手い、下手を判定する基準のひとつに”自分の話をどう書くか”ということがある。
つまり、書き手のポジショニングをどうとるのか、ということだ。
基本的に読む側というのは、書き手のことなどにあまり関心がない。そこに書かれている情報(これは笑わせるなエンターテインメント感覚も含む)が欲しいわけだ。
上手いライターというのは、自分の存在を読者に気づかせず、情報のみをピックアップすることができる。また、自分を出すときにでも、道化役にするなどそのポジショニングが巧みである。下手なライターというのは、書き手の存在を感じさせすぎて少々鬱陶しいケースが多い。
しかしモノを書こうとする人は、往々にして自分が前面に出てしまう。
それはブログのような個人発信の何の制約もないメディア上なら尚更だ。
もちろん、私的発信メディアであるブログにおいて、適度な主張は必要だ。新聞のような無味乾燥なブログなど、よっぽど情報に価値がないと読みたいと思わない。
しかし、主張が強すぎるのも考えものだ。知りたい情報になかなかアクセスできず、発信者の主張ばかりが目立つブログは読んでいて疲れる。
あくまで私的な意見だが、「ランキングに参加中!」といった掲示を行っているブログは、こういった書き手の主張が強いケースが多いように思える。「面白かったらクリックしてね!」という掲示が行える人は、やはりどこか自己主張が強いのだ。
面白いブログ、多くの読者を獲得するブログというのは、自己主張と情報のバランスがよくとれているものが多い。
ブログに何かを書く場合、往々にして「主張」と「情報」の両者が入っているわけだが、主張ばかりが多くても、読んでいる人はつまらない。かといって、情報ばかりでは、書いていてつまらない(だからブログの更新が続かない)。また、適度な書き手の主張や個性がないとファンが付かない。
有益な情報を提供しつつも、自分の主張をどう伝えるか、自分のポジショニングをどうとるか。
この点が、人気ブログを作る上での大きなポイントであるだろう。】
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まあ、それはさておき、「このブログがすごい!」という本を毎年出しておられる岡部さんの「編集者としての視点」には、非常に興味深いものがありました。
もちろん、「ランキングサイトの上位がみんなつまらない」というわけではないですし、「アクセスの多さ」というのは、サイトへの客観的な評価を行う際の重要な要素であることは間違いないのですが。
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05月09日(火)
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