ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■K−1ファイター「武蔵」誕生秘話
「Gag Bank」vol.19(ギャグバンク)の猫ひろしさんとK−1ファイター武蔵選手の対談記事より。
【猫:なんでリングネームつけようって思ったんですか?
武蔵:いや、リングネームつけたのは、自分じゃないですね。つけられたんですよ。「あなたデビューが決まりました」って。95年の3月から練習を始めたんですよ、プロの。その年の9月に『K−1リベンジU』っていう大会があって。で、いきなりその大会の1ヵ月ぐらい前に、「あなたは今度のK−1に出ることが決まりました」って言われて。「エエッ!?」ってなるじゃないですか(笑)。まだ6ヵ月しか練習してないんだから。試合したことがないんですよ?スパーリングしかしたことがない。アマチュアの大会とかに出て、ある程度実績を積んでいくっていうのが、それまでの先輩たちのデビューまでの流れなんですよ。箱、横浜アリーナ、デカいじゃないですか。「ウソ〜ン」ってなるじゃないですか。で、そのときに大阪で一緒に練習してたのが、アンディ・フグ、マイケル・トンプソン、サム・グレコとか、トップファイターですよ、その時代の。毎日、ボコボコにされてたんです。毎日、口の中が切れて、飯食うのがつらくて。その当時の唯一の楽しみは、一緒に練習していた中迫選手やタケル選手と飯食いに行って、アンディ・フグとかの悪口を言うことだったんです。「ホンマに覚えとけよ」みたいな(笑)。
猫:芸人と似てますね。愚痴言いながら食事するのって。
武蔵:そんな、黒い部分を見せていいんですか?
猫:いやいや(笑)。
武蔵:ま、本当にそれが楽しみだったんですよ。そしたらいきなり「デビューが決まった」って言われて。相手誰ですかって聞いたら、パトリック・スミスだって。
猫:はい。
武蔵:前の年にアンディ・フグを1ラウンドで秒殺してるんですよ!?毎日アンディ・フグにしばかれている俺に、どうやって勝てというんだって話ですよ。アンディ・フグがね、「武蔵のデビュー戦の相手はパトリック・スミス」だって聞いたとたん、「危険だからやめさせろ」って言ったらしいんですよ。俺ね、心の中で「もっと言うて、もっと押して」って願ってました。とりあえず止めさせてもらいたくて。とりあえず、なくならへんかなって思ってたんですよ。
猫:思いますよね、それは。
武蔵:そしたら、追い討ちをかけるように「あなたはデビュー戦のときにリングネームがつくらしい」って言われたんです。これまた「ウソ〜」って。過去にリングネームでデビューした選手なんて、ひとりもいないんですよ?「リングネームなんか嫌ですよ」って言ったら、「あなたは”ケンシロー”らしいです」って。もう「ウソ〜」ってなるでしょ?
猫:ちょっとカッコ悪いですよね。
武蔵:最初”ケンシロー”やったんですよ。うわ〜嫌やな、イロモンになるの嫌やなって思って。なんとかならないですかねって言ったら、「もう諦めなさい」みたいな感じで。で、諦めかけたときに「リングネームが変わるそうです」って言われて。
猫:変わるそうです(笑)。
武蔵:変わるんですか?なくなるんじゃないんですか?って聞いたら「あなたは『ムサシ』になるらしいです」って言われて。ああ、もういいです、と。そうそう、最初はカタカナだったんですよ。
猫:理由はなんだったんですか?
武蔵:二刀流っていうのと、外国人が一番知っているサムライだから、覚えやすい、っていうことと。何よりも名前のプレッシャーがすごかったですね。”負けたことのないサムライ”みたいで。だから最初、人に自分の名前言うのが恥ずかしくって。「初めまして、正道会館の※○×△です」って、”ムサシ”って名前だけ小っちゃく言ったりしてましたね。】
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01月19日(木)
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