ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■レイザーラモンHGが、「ノーフューチャー、ノーテレビ」だった頃
「日経エンタテインメント!2005.12月号」(日経BP社)のレイザーラモンHGさんへのインタビュー記事より。
【インタビュアー:人気を得るまでに意外と時間がかかってますが、当初は、どんな反応だったんですか?
レイザーラモンHG(以下「HG」):テレビ局では、とにかく「使いにくい」って言われてました。ちょっとキャラを見せるだけで「やめてくれへんかなぁ」って。吉本の社員にさえ「(顔がわからないから)サングラスはあかんでしょ」とか、新喜劇では「土曜の昼にハードゲイは無理」とか批判意見ばかり。「ノーフューチャー、ノーテレビ」って感じでしたね(笑)。
インタビュアー:その逆風の中で、このキャラをよくやめませんでしたね。
HG:自分の中に確固たるものがあったんです。売れるとは思ってなかったけど、バッファロー吾郎さんやケンドーコバヤシさんといった一部の先輩芸人がすごく面白がってくれていて、それがモチベーションになってました。
インタビュアー:今年になって火がついたのはなぜでしょう。
HG:きっかけになった『バク天』も初回収録の時はディレクターにけげんそうな顔をされていたんですよ(笑)。土下座する勢いでお願いして、ハードゲイをやらせてもらったんですが、ほぼカットされました。もともと後輩のなかやまきんに君への出演依頼だったので、結果的には僕はきんに君の後ろでチラチラ映るだけになったんです。でこれが逆に視聴者にとっても気になる状況になったようです。
インタビュアー:一気に問い合わせが殺到?
HG;ほとんどがクレームだったと思いますけどね(笑)。番組で子供とからむようになってからは「なんで子供の前で腰を振ってるんだ!」って、さらにクレームが激しさを増したそうです。
インタビュアー:今ではよい子のアイドルで、親世代にも人気。下ネタを連発するのに親にも支持されるのは珍しいケースです。
HG:ほんとですか?(笑)だとしたら、きっと一般的な芸人がやる下ネタと僕のはちょっと性格が違うからかなぁ。僕は存在自体が下ネタだから、響きが違うのかもしれない。隠微なものでなく、明るい下ネタっていう…。「ペニス、フォー!」とか言うのも、考えてみれば、ずい分許されてますよね。】
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今をときめく人気者レイザーラモンHGのインタビューの一部です。HGさん(というか、当時はHGじゃなかったけど)がお笑いの道に入ったのは1997年。漫才コンビ「レイザーラモン」を結成して、2001年に吉本新喜劇入り。そして、この「ハードゲイ」こと「HG」のキャラクターは、3年前からやっていたそうなのです。ということは、少なくとも2年以上は、売れないのにこのキャラを貫き通していたのですよね。「石の上にも3年」とは言うし、本人に「確固たるもの」があったとしても、けっこう辛いこともあったのではないでしょうか。
このインタビュー記事のなかにも、「やめてくれへんかなぁ」と言われたとか、「土曜の昼にハードゲイは無理」とか言われていたという「下積み時代の話」が出てきます。まあ、売れてしまった今となっては、「見る眼がない」と言うこともできますが、客観的にみれば、そりゃあ、「土曜の昼にハードゲイは無理」だと僕も思います。そもそも、HGさんが名前を出している「面白がってくれていた一部の先輩芸人」も、僕は名前を聞いてもどんな人なんだか、全然わかんない…
それでも、「評価してくれる人」がいればこそ、なんとか続けてこれたのは事実。それこそ、ここまで売れるとは、本人も全然予想していなかったみたいなのですが。
そういえば、先日テレビで、ある女性芸能人がHGに「もう!あなたのおかげで、ウチの子供たちもずっと腰ばっかり振っていて困る!」とクレームをつけていました。もちろん、番組中のことですから、「悪口」というより、あまりの人気ぶりにあきれている、という調子で。でも、僕も子供だったら、絶対にマネしてたと思います。こういう、「親が嫌がるネタ」ほど、子供にとっては面白いものだし。
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11月18日(金)
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