ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■「銭ゲバ」楽天球団とメールアドレスの「価値」
デイリースポーツの記事より。

【楽天・田尾安志監督(51)が23日、球団の営業方針に激怒した。楽天はこの日、フルキャスト宮城で行われた全体練習を一般ファンから入場料を取って公開する方針だった。あまりにも強い利益追求の姿勢に反発した田尾監督が、無料公開させた。
 練習中のスタンドに目をやった田尾監督が広報担当に声を掛けた。「きょうのお客さんはどうなの?」。それは、入場料金の有無の確認だった。
 23日、フルキャスト宮城で行われた全体練習は、ファンクラブ会員には無料公開だが、一般ファンから入場料500円を徴収するはずだった。それを知った田尾監督が激怒した。
 「練習でお金を取るなんて、みっともないからやめてくれと言ったんだ」と、22日に球団フロントに直談判。「みんなに無料で見せてやればいい」と憤慨する田尾監督に押され、一般客には入場口でのメールアドレス登録で無料とした。
 他球団ではまずあり得ない有料練習公開だが、楽天は、すでに4月21日の練習を有料化していた。ファンクラブ会員250人は無料ながら、一般客325人から入場料500円を徴収。
 利益追求の姿勢で、楽天は他球団の追随を許さない。球団創設当初は「20億円」と見込んでいた年間赤字を、今年5月の第一・四半期決算説明会では「10億円」まで下方修正している。
 米田球団代表は「現場の意見も反映して決めました」と話したが、メールアドレス登録もファンクラブ勧誘のためで、「サービス」より「営業」重視の姿勢は変わらない。】

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 325人×500円で、16万2500円。こういう「世知辛い運営」がファンに与えるイメージの悪さを考えれば、このくらいの収入に、プロ野球チームとして、何か意味があるのだろうか?と僕は思います。
 有料の練習といえば、このあいだ来日していたサッカーの「銀河系軍団」こと、レアル・マドリードも、何千円かの入場料で公開練習していましたが、レアルと楽天では、選手の世界的な知名度も、置かれた状況も違います。何より、日本に「出稼ぎ」に来たチームと、仙台という「地元」に、これから根を下ろしていかなければならないチームでは、こういうときの「ファンサービス」に対する姿勢も異なって当然のはずです。
 「ファンクラブ会員への特典」にしたかったのかもしれませんが、楽天イーグルスは、まだまだ人気的にも実力的にも、発展途上のチームという感じですから、既存のファンの囲い込みよりも、新規開拓が必要な状況でしょう。
 長年の歴史を持ちがなら、地元の人気も集客もチームの成績も低迷を続けている某広島カープファンの僕としては、あのフルキャストスタジアムで楽天を応援するファンの大歓声は、正直、羨ましくてしかたないのです。球場の形状もあるのかもしれませんが、交流戦を観ていて、どんなに厳しい状況の試合でも楽天のファンたちが選手を応援する声の大きさ、熱さは、今、12球団有数なのではないかと感じましたし。
 これを「創生期の一過性の熱気」に終わらせないためには、楽天の運営側は、もっと「先を見越した球団経営」をしていかなくてはならないはずです。今のロッテの躍進は、バレンタイン監督の「プロとしてのファンサービスの姿勢」のおかげですし、そういう球団側の努力が熱心なファンを生み、そういうファンの応援が、選手をレベルアップさせていく、という相乗効果が生まれてくるのではないでしょうか。
 球団としてのイメージよりも、目の前の16万2500円のほうが大事なんていう運営方針では、かなり、今後が不安です。こういうのって、運営担当者とかは「経費節減しました」なんて鼻高々だったりするのかもしれませんけど、それこそ、「本当にずっと球団を運営していく気があるの?」という感じです。
 だいたい、「楽天」という会社が、いま、イーグルスによって受けている恩恵(会社としての知名度や社会的認知度、株価の評価など)は、10億円どころではないはずなのに。

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06月24日(金)
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