ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■屈辱の「日勤教育」
スポーツニッポンの記事「時事・Q&A:屈辱の日勤教育」より。JR福知山線の脱線事故に関連して、現在問題視されている「日勤教育」に対するQ&A

【Q:どんなミスが対象に?
 A:関係者によると、ミスは4段階に分けられている。重い順に@責任事故=脱線事故、赤信号無視、10分以上の遅れ A反省事故1=10分未満の遅れ B反省事故2=オーバーラン Cヒヤリハット=運転中にヒヤリとしたり、ハッとするような事故の芽。運転区や電車区などの区長が事情聴取し、必要だと判断されると再教育が行われる。

Q:日勤教育の内容は?
A:JR西日本は「その社員をよく知る上司が、その人に合った指導を行っている」としている。一方で、経験者などによると、管理者に取り囲まれながら、リポートを書いたり、草むしりをしたり、廊下に立たされる児童のように駅のホームに立たされたりする。ホームでは、入線した運転士に「ご苦労さまです」「私は○○でミスをしました」などと声をかけなければならず、客からも不審そうに見られ、経験者は「思い出したくもない。屈辱を感じる日々だった」と話している。

Q:どんなリポート書かされる?
A:「死ぬ気で実行するとはどういうことか」「仕事に対する甘さをなくすには何に心掛けるか」など、答えに困ってしまうような設問を朝から夕方まで1日何枚も書かされる。関係者は「管理者は”文章に反省が足りない”などと赤えんぴつでチェックし、書き直しを命じる。社員は反省を示すため、何も悪いことをしていないのに自分ででっち上げることもある。そうすると、”なぜ、最初から書かない?”などとまたしかられる」と話している。

Q:日勤教育の期間は?
A:「いつ終わるのか、何をするのかをまったく本人には知らされない」と経験者。「今後ミスをしたらどうする?」と管理者に聞かれたときに「運転士を辞めます」と宣言しないと終わらないことが多い。ある運転士は「どうしたら終わるか知っていたが、黙っていたら教育は続いた」と証言した。

Q:日勤教育・成果はある?
A:脱線事故を起こした電車の運転士は昨年6月に駅を約100メートルオーバーランし日勤教育を13日間受けて復帰。JR西日本は「再教育で成果があった。運転士を続けさせた判断に問題はなかった」と説明している。だが、関係者は「ただのいじめ」と声をそろえる。経験した運転士は、「草むしりや、事実と違う反省文を書いても運転技術は向上しないと思う」と話す。

Q:JR西日本の考えは?
A:「厳しい日勤教育のプレッシャーが事故につながった」と指摘する関係者は多いが、南谷昌二郎会長は4月27日、「指導というものは、ある程度のプレッシャーが必要だ」とこれまでの方法を容認するような発言をした。】

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 ちょっと長い引用になってしまって、申し訳ないのですが。
 「草むしりをやっても運転技術は向上しない」と、僕も思います。そして、いい年をした大人が、こんなイジメのような「教育」を受けるというのは、筆舌に尽くしがたいほどの「屈辱」だろうなあ、とも。
 医療の現場でも、「医療ミス」には至らなくても、「もう少しで患者さんを危険な目にあわせてしまうところだった」というレベルの「ヒヤリハット」というのは、けっして少なくはないのです。そして、そのような場合、当事者は詳細なレポートを書かされたりするらしいのですが(幸運なことに、今のところ僕にはその経験はないので伝聞)、「立たされる」とか「草むしり」なんていう懲罰行為はないようです。もっとも、本当に「医療ミス」などしてしまった場合の「社会的制裁」は、草むしりどころの騒ぎではなさそうですけど。
 

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05月01日(日)
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