ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■「CLIE生産終了」とPDAの理想と現実
impress Watchの記事より。
【ソニーが、PDA「CLIE(クリエ)」の新機種投入を終了することが明かになった。現行機種の生産は7月まで行なわれる。
CLIEは、2000年に登場したPalm OS搭載のPDA。CLIEは“Communication Linkage for Information & Entertainment”の頭文字から取られた造語。「エンタテインメント性のある携帯情報端末」として、動画再生などのAV機能の充実を特徴としていた。
しかし、携帯電話の高機能化などにより、日本を除く海外市場では、2004年6月に新機種の投入中止を発表。日本市場では「PEG-TH55」などが好調だったが、PDA市場自体の縮小もあって、今回の決断となった。2004年9月発表の有機ELディスプレイ搭載機「VZ90」が最後の機種となる。
ソニーでは、「CLIEというプラットフォームは、これで終了となるが“エンタテインメント性のある携帯情報端末”というコンセプトは、継続していく」としており、PSPや携帯電話などのプラットフォームでの展開が期待される。】
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僕のような「ネット依存症」の人間にとって、「もっと小さなパソコンを!」というのは、ずっと切実な希望だったのです。5年前くらいには、「小型パソコン」といえば、ソニー・VAIOのC1シリーズと、富士通・LOOXシリーズ、そして、ビクターのインターリンクあたりが、WINDOWSが使えるモバイル機の最小クラスだったのでした。しかしながら、いくらC1が小型だとはいえ、電車で立ったままキーボードをいじるのにはあまりに大きいシロモノでしたし、1.5キロくらいの重さとそれなりの大きさがあるので、常にポケットに入れて持ち歩く、というわけにもいきません。
そこで、僕も「時代はPDA!」という煽り文句に乗せられて、シャープの「ザウルス」を奮発して買ったのです。それも、スライド式のキーボードがついたやつを。これで、どこでもモバイラーだぜ!と思って持ち歩いていたのはよかったのですが、それが、見事なまでに使いこなせませんでした…
たぶん、PDAというのは、使いこなせば、ものすごく便利なものなのだと思います。僕の周りにも、多くのデータを入れて、颯爽と使っていた人はけっこういましたし。
でも、その一方で、PDAには「中途半端」という面があったのも否定できません。
OSもWINDOWSとはちょっと使い勝手が違っていたし、あのキーボードは(キーボードが無い機種のほうが多かったんですが)、あまりにも打つのに手間がかかります。あれで打つ手間を考えたら、あとでパソコンでまとめて打てばいいや、という感じになってしまうのです。そして、これはPDAという機械そのものの罪ではないんですけど、なかなかPDAを使うにふさわしい状況というが、僕にはなくて。
実際に仕事をやっている最中などは、辞書代わりには使えるものの、あまりPDAの画面ばかり見ていては眼が疲れますし、そもそも、周りに普通のパソコンがあれば、そちらを使ったほうがはるかにラクで、情報量も多い。そして、ちょっと時間潰しをしたいのであれば、携帯電話でゲームでもやっていたほうが、はるかに手軽で面白いコンテンツが多かった。
電車などの交通機関での通勤・通学に時間がかかる都会の人には便利なのでしょうけど、僕のような自動車通勤の田舎で仕事をする人間にとっては、本当に「使いどころが無い」んですよね。あの操作系、とくに入力のめんどくささというのは、かなり致命的なもので。
携帯電話のメールであれば、自分も相手も「携帯だから」という暗黙の諒解があって、それなりの長さや内容のやり取りが行われるのですが、PDAの場合は「パソコンと同じ、あるいは近いもの」という意識があるわけですから、その苛立ちはよけい高まったような気がします。
しばらくポケットに入れていたのですが、結局、僕にとっては、「宝の持ち腐れ」になってしまいました。
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02月22日(火)
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