ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
[10028143hit]

■「人にとってのいちばんの感動」とは?
「週刊ファミ通(2004.4/2号)」の「ドラゴンクエストX」について、シリーズの産みの親のひとりである堀井雄二さんのインタビュー記事より。

【今回『X』をリメイクするにあたって、仲間のモンスターや遊びの要素を追加しましたが、ゲームの本質はまったく変えていません。本質とは、人が感動することです。人にとってのいちばんの感動は、もうひとつの別の人生を体験できることじゃないかと思います。】

〜〜〜〜〜〜〜

 「人にとってのいちばんの感動は何か?」という問いに対して、「ドラゴンクエスト」の産みの親である堀井さんは、こんなことを仰っていました。
 人間生きていれば、いろんな「感動」があるのです。
 それは、仕事での成功であったり、恋愛の成就であったり、自然の中での憩いのひとときだったりするわけですが、ビル・ゲイツでもキムタクでも等しく言えることは、「人間は、自分の人生しか体験できない」ということではないでしょうか。
 誰も、他人になることはできないのです。
 そして、僕たちは本や映画の中で、登場人物に「感情移入」して、感動するのです。自分のものではない、もうひとつの人生に。

 ゲームの世界、とくに「ロールプレイングゲーム」というのは、プレイヤーが主人公になり代わってゲームをすすめていくものです。ゲームの中で、プレイヤーは世界を救う選ばれた勇者であったり、モンスターを集めて旅をする冒険者だったりするのですが、そのゲームによっては、主人公が自分が操作する「記号」になってしまっていて、プレイヤーにとっては感情移入できないものも多いのです。
 まあ、それはそれで、一種の「育てる快感」もあるんですけどね。
 「ドラゴンクエスト」が、シンプルなシステムなのに長い間人気を博し続けているのは、たぶんそこに「もうひとつの別の人生」が詰め込まれているからなのでしょうね。

 それにしても、小説、映画、ゲーム、そしてインターネット…
 人間にとっての「頭を使う娯楽」というのは、みんな「もうひとつの別の人生」を体験させてくれるものだよなあ。
04月03日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る