ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■自己顕示欲で「死刑廃止を推進」する人道的な人々。

それぞれ毎日新聞の記事です。

【「刑執行、癒やされなかった」
 殺人事件の被害者の兄でありながら、犯人の1人である死刑囚と面会を続けて死刑制度に反対するようになった原田正治さん(55)=愛知県東浦町=が24日、人権擁護団体アムネスティ・インターナショナル日本第45グループの招きで、奈良市東向南町の県女性センターで講演した。「死刑が執行されたことで癒やされることはなかった」と訴え、約40人が聴き入った。
 原田さんの弟は83年、保険金目的で殺害された。原田さんは、犯人3人のうちの1人の死刑囚から手紙が届き、拘置所で面会▽死刑執行に反対する嘆願書の提出▽死刑の執行(01年12月)――までの心の動きを語った。
 「(死刑囚に)もっと感情をぶつけるなど交流する時間がほしかった」という。加害者が謝罪する機会となり、被害者の精神的なケアにもつながる。「ケアがあった上で死刑廃止を論議してほしい。罪を許すことは当然できないが、犯人が日々反省する中で、自分なりの償い方を考えてほしい」と話した。
 同団体は、各国の政治犯の釈放を求める一方で、すべての死刑を廃止する運動に取り組んでいる。

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 「僕も君と同じ青森 同じ夢を見た」。小泊村出身の歌手・三上寛さんは、かつて連続射殺事件の永山則夫死刑囚をこう歌った。
 三上さんは警察学校を中退して上京した。永山は板柳町の貧しい家から集団就職で東京に出た。法廷で「古里を汚してしまった」と話した武富士事件の小林光弘被告も集団就職組だ。高度成長期、多くの若者が同じ道をたどった。
 小林被告は「どこにでもいる普通の市民」(弁護士)だった。小さなきっかけで「市民」からずれ、無限の苦しみを人に与えてしまった。私にも、その可能性がある。恐らく、すべての市民にある。
 私は、あらゆる事件で遺族ら以外が「被告を死刑に」と言うことを認めたくない。事件にまつわる死者を1人増やしても、問題は解決しないのだから。

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 「死刑廃止を推進する議員連盟」(亀井静香会長、120人)は27日、役員会を開き、「死刑臨調設置法案(仮称)」と、当面の死刑執行停止を求めるための特別無期刑(仮称)新設を盛り込んだ刑法改正案をセットで、来年の通常国会に提出する方針を確認した。

 この日の議論では、死刑臨調は、内閣でなく国会に置く方向で調整することになった。有識者らの意見を反映させるためで、衆参両院に置くのか、両院で一つの調査会にするのか今後、詰める。また、犯罪被害者を救済する立法措置も検討するという。

 現在、衆院法制局で法案作りを進めており、来月13日の臨時国会の会期末までに法案を固め、議連総会を開催して了承を取り付けるという。】

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 まず、「活字中毒。3月15日」をご覧ください。
 って、けっこう長いですよね。申し訳ない。
 前から読んでいただいている方には「またかよ」と言われる話かもしれないけれど、アクセスがどんなに減っても書かずにはいられない。

「人道」とは、いったい何でしょうか?
 すべてを許す、受け入れるのが「人道」なんでしょうか?
 誰でも、自分が死刑になることを想像すれば、死刑制度なんてないほうがいいに決まっています。
 でも、僕は敢えて言いたい。僕だってそんな犯罪をやるかもしれない。でも、もしそんなことがあったら、死刑にしてもらって構わない。というか、ぜひ死刑にしてください。
 
 自分をアピールするためだけに「人道」を安売りするのは、やめていただきたいのです。

 《「事件にまつわる死者を1人増やしても、問題は解決しない」

 「罪を許すことは当然できないが、犯人が日々反省する中で、自分なりの償い方を考えてほしい」》

 いい言葉ですね。実に「人道的」だ。
 でも、残された家族にとっていちばん辛いことは、自分の愛する人が、もう「許す」とか「許さない」とかすら、考えられなくなってしまったということなのです。それでも、加害者は人間として保護されて「悩んだり」「償いの方法を考えたり」できるんでしょうか?
 

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11月28日(木)
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