ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■2002年6月27日。
日刊スポーツの記事より抜粋。

【イングランドサッカー協会(FA)が26日、キャンプ地だった兵庫県津名町(淡路島)で、選手が使用した練習着などの「お宝グッズ」を町民ら約200人に直接プレゼントした。

 ベッカムの最後の置き土産が突然、町民らにもたらされた。26日午前9時半ごろ、同町のキャンプ記念サッカーミュージアムに現れたFA関係者約10人が、数十個の段ボール箱をトラックから下ろすと「イングランド・グッズ」をビニール袋に詰めて、配り始めた。 中身は、選手が実際に使用したと思われる練習着数百着のほか、泥汚れの残ったソックスやシミの付いたブリーフなども交じり、未使用のミニボール、ネクタイ、ボールペンなどのFA公認グッズも。ミュージアムのある商店街「カリヨン広場」に偶然居合わせた買い物客らは歓声を上げて袋を受け取った。路上にばらまかれたボールを競うように拾う場面も。
 人気はやはりベッカム。同県洲本市の主婦は「ボランティアをしていた知人からイングランドがプレゼントを計画していると聞いてきました。この練習着がベッカムのかもしれないと思うと、ワクワクします」。近くの専門学校に通うも学生も練習着を手に「根拠はないが『ベッカムのだ』と、友人に自慢します」と大喜びだった。練習着のにおいをかぎ「いい香りがするから、きっとベッカムのよ」とはしゃぐ女性もいた。
 FAのミシェル・キャッスル企画担当理事は「津名町民ら淡路島の人たちに感謝の気持ちを込めてプレゼントした。パニックになると思い、事前告知は控えた」と説明。W杯の恒例行事で、98年フランス大会のときにも行ったという。】

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ベッカムの…というより、イングランド・チームのキャンプ地への感謝の気持ちをこめての置き土産。なかなか味なことをやりますねえ。
「試合に集中するため」ということで、キャンプ地との交流がほとんどなかった地元、日本代表にも、このくらいのサービス精神があってもいいのになあ、と思います。
それにしても、選手たちが使った練習着、ボール、グッズ、
ソックス、ブリーフ…
うらやましいなあ。もらった人たちは、憧れの選手が身につけていた(かもしれない)ものをもらって、さぞかし嬉しかったことでしょうね。
でも、ちょっと待って!
えっ?ブリーフ…しかもシミつき(ほんとかどうかわかりませんが)
まあ、よく考えてみたら、イングランドまで持って帰るのもめんどくさいし、どうせ着ないから配っちゃおう!という感じなのかもしれませんが。ブリーフまでっていうのは、なんだか洗濯がめんどくさくてコンビニで下着を買って使い捨てる単身赴任の人のようでもあります。
もらえるほうは、そういう生々しいもののほうが、嬉しいのかもしれないけれど。
たぶん「ベッカム使用!」とかいって、オークションにかければ、けっこういい値がつきそうなものもあるんでしょうけど、誰が使ったのかわからないというのは、夢があるといえばあるし、もったいないといえば、もったいないような気もします。
いい香りがするからといって、本当にベッカムが使ったかどうかは別としても。



06月27日(木)
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