ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■緒方恵美さんが語る「碇シンジの初体験と『新劇場版』への困惑」
 そして、『エヴァ』の登場人物の声が聞き取りにくいシーンが多いな、と感じたのは、庵野監督が、意図的に「そういう声の演技」を求めていたからだったんですね。僕は最初に観たとき、「これ、録音ミスなんじゃないか?」とか思っていたんだよなあ。
 「劇場版」の「例のシーン」での、緒方さんと立木さんとのやりとり、シンジとゲンドウの声で再生しながら、僕も大爆笑。たしかに、それは「初体験」だったに違いありません。庵野監督や碇ゲンドウは、「演技指導」したのでしょうか?
 シンジはテレビ版・映画版ともにかなりひどい目に遭っているのですが、それを演じる緒方さんも、かなり身を削っておられるみたいです。「声だけの仕事」だと思われがちだけど、そんなにラクじゃなさそう。

 今回の「『新劇場版』に対する緒方さんのスタンスの変化」が率直に語られているのも印象的でした。
 あまりに「碇シンジ」が有名になり、ある種の「象徴」と化してしまったために、ずっと演じてきた緒方さんにとっても、「自分で自分の物まねをしているような気持ち」だったんですね……それにしても、「もうテレビシリーズの声を二次使用してもらえないだろうか」とまで思っておられたとは。
 その一方で、これを読んでいると、緒方さんの「庵野監督への絶大な信頼」も伺えます。スタッフにとっては、やっぱり『エヴァ』は、庵野監督あればこそ、なのかもしれませんね。庵野監督自身も、『エヴァ』の大ヒット以降はなんとなく迷走していたように見えるのですが、この『新劇場版』では、水を得た魚のように「復活」されています。

 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』はたしかに、「13年前の熱さを維持しながら、この13年間に得たものが積み重ねられている作品」だと思いますし、『Q』も本当に楽しみになってきました。
 シンジがさらに酷い目に遭わされるとすれば、緒方さんの身体がちょっと心配ではありますけどね。

07月04日(土)
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