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活字中毒R。
by じっぽ
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■「一緒に宇宙に行こうよー!」と励ましてくれた「ある女性応募者」
どれだけ、「その人にしかできない、超人的なこと」ができるかを評価されるのだろうな、と。
しかしながら、実際の試験は、密閉された空間での共同生活という特殊な条件下ではあるものの、やること自体は、そんなに「難しいこと」ではなかったのです。
ディベートをしたり、鶴を折ったり。
もちろん、自分の行動がすべてモニターされていて、評価の対象になっているという状況は、僕だったら、それでけで耐えられないくらいのストレスだとは思うのですけどね。
この向井千秋さんの話を読んで、僕は、向井さんが選ばれた最大の理由がわかったような気がしました。
向井さんは合格されたのですから、ものすごく試験のデキが良かったと自認していたのかもしれません。
でも、この試験はけっして簡単なものではなかったでしょうし、大学入試のように、「自己採点できる」ような試験ではありませんし、何人が合格するかもわからない。
向井さんだって、不安が無かったといえば、嘘になるはず。
そんな状況でも、初対面の同じ試験の受験者に対して、こんな気配りができるような人だったからこそ、向井さんは「合格」できたのではないでしょうか。
「宇宙飛行士として必要な資質」というのは、なにも特別なものじゃくて、「社会に生きる人間として必要な資質」を、ものすごく高いレベルで求められているだけなのです。
狭いスペースシャトルや宇宙ステーションで、何ヶ月も他国の人と生活するというのは、想像以上に大変なことだそうです。
ちょっとした言葉や習慣の違いが積み重なって、人間関係を壊していく。
でも、彼らは「環境を変えて気分転換」というわけにはいかない。
ほんと、簡単なことのようですが、この状況で、「一緒に宇宙に行こうよー!」と笑顔を見せるというのは、「普通の人間にはできないこと」だと思うんですよ。すごい研究やスポーツの記録のように目に見えることはないけれど、「他人と協調することの達人」もいるのだよなあ。
07月17日(土)
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