ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■児玉清「素人参加の最近の『アタック25』は、人生そのものなんです」
阿川:『アタック25』だけでドラマができそうですね。
児玉:そうなんです。解答者の最初から終わりまでの心の高まりや動き、迷いをやっただけで大変な人生ですよ。
阿川:ほぉー。
児玉:最近は博多華丸さんという方が僕のモノマネをしてくださって、予選応募者も少し増えましてね。
阿川:モノマネを最初にお聞きになったときは、どう思われましたか?
児玉:びっくりしましたよ。一年半くらい前かな、たまたま観てた番組で華丸さんが「アタック25の司会児玉清です」ってやっていて「何これ!?」って大笑いしてたの。
阿川:ご本人には会われたんですよね。
児玉:ええ、アタックには一度だけ出てもらいました。「あなたのおかげで」なんて言われて、僕自身も信じられない思いですけど。いい人にやってもらってると思ってますよ。】
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『アタック25』は、1975年にスタートした、今では珍しい「視聴者参加型」のクイズ番組です。僕は毎週日曜日に待ってましたとチャンネルを合わせたり、タイマー録画をしておくくらいのファンではないのですが、たまに『アタック25』が放送されているのを観ると、「ああ、まだやってたんだ、よかったなあ」と安心します。何が「よかった」のか、自分でもよくわからないのですけど。
児玉清さんは、この番組の第1回の放送から現在(2010年1月現在)まで、34年にわたって司会をされており、これは「日本のテレビにおけるクイズ番組史上の最長の司会記録」なのだそうです。
児玉さんをあまりドラマなどで見かけなくなった時期には、「児玉さんって、『アタック25』で食べているんだろうな……」などと失礼なことを僕も考えていたのですが、博多華丸さんのモノマネで注目される前から、「『アタック25』といえば、児玉清」というイメージは強かったんですよね。番組のマンネリ化を防ぐための「司会者交代」が34年間一度も行われなかったというのは、なんだか不思議な気もします。
さすがに、これだけずっと司会をやっていれば、「やっつけ仕事」になるのかと思いきや、児玉さん自身には、まだまだこの番組に対する情熱がすごくあるということに僕は驚きました。
『アタック25』って、ちょっと前にプレステのゲームになっていて、そのゲームには児玉清さんの声が入っているのですけど、この番組って、ある程度パターン化されたやりとりがあって、ゲームでの限られた児玉さんのボイスでも、けっこうそれらしくなってしまうんですよ。
もっとも、そういう「偉大なるマンネリズム」こそが、この番組の味になっているのも事実だし、児玉さんもそれは重々承知なのでしょう。
オセロゲームをモチーフにしたと思われる『アタック25』のルールには、こんな「欠点」と「解答者との攻防」があったというのもはじめて知りました。オセロゲームなら、交互に石を置いていくことが決まっていますから、「十字になったときに先に石を置くのは不利」だとは思うのですが、『アタック25』の場合は、クイズに答えられないとマスを取れません。角が取れるときに自分が答えられる保証はないのに、「待機策」をとる人たちは、よっぽどクイズに自信があるんでしょうね。
もっとも、クイズマスターと呼ばれる人たちは、「ガ行で始まる県は岐阜県の他に何?」と聞いてすぐに「群馬県」って答えられる」なんてレベルではなく、「ガ行で始まる県はギ…」というところで解答ボタンを押して「群馬県」と平然と答えるらしいので、『アタック25』は、あくまでも「素人」を優先して出場させているのではないかと思われます。
【素人参加の最近のアタックは人生そのものなんです。終わった後、誰もが必ず言うのは、「あのとき押していれば勝ってた」「答え知ってたのに押せなかった」って。この連続。】
児玉さんのこの言葉を読むと、本当に「素人参加のクイズ番組っていうのは人生そのもの」だよなあ、という気がします。
『アタック25』の参加者たちの「あのとき押していれば…」「答えを知っていたのに…」というのは、僕の人生にもあてはまるのです。ああ、後悔ばかりの人生だなあ。
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01月09日(土)
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